
フジテレビが設置した第三者委員会の調査報告書で挙げられていた《男性有力番組出演者》の“正体”が明かされた。
8月18日に配信された『女性セブンプラス』記事によると、フジテレビ局内で港浩一元社長らによって繰り返された《不適切な会合》に、元フジ専務取締役、元関西テレビ代表取締役の大多亮氏が懇意にしていた福山雅治の姿もあったようでーー。
「同誌によると、大多氏が主催する会合は2005年ごろから年に1、2回の頻度で開催され、毎回複数の女性アナウンサーが出席していたといいます。なんでも“男性有力番組出演者”から要望があったとされ、大多氏が求めに応じて会合を開いていたと。
その会合では、女性アナに対する《いわゆる下ネタ的な性的内容》もあったようです」(芸能リポーター)
その“男性有力番組出演者”こそが福山だったというのだ。
2000年代の福山といえば代表曲『桜坂』をはじめ、楽曲をリリースすれば大ヒットを連発し、フジテレビ系列のドラマ出演も多く、2007年には人気シリーズ『ガリレオ』もスタート。いわばフジにとって“大切な取引先”だった。
吹石一恵と結婚した2015年以降も、大多氏の会合が開かれていたかは定かではないが、それまで“稀代のモテ男”として多くの女性を虜にしてきたのは間違いないところ。
福山雅治からのセクハラならOK
そんな福山からの“セクハラ”を歓迎する女性もいた。2018年4月20日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)に、コメンテーターとして出演した住田裕子弁護士だ。
この日、セクハラ疑惑を問われて辞職した、当時の財務省事務次官に関するニュースを取り上げていた際、スタジオでは「どんなことが、どこまでがセクハラに当たるのか」との話題になり、住田弁護士は「原則としてボディタッチはアウト」とコメント。
するとMCの宮根誠司が「福山雅治さんなら?」と聞くと、「そうなんですよ、そういう時はOKなんですー」と一般論としてNGとしつつも、「福山雅治のセクハラならOK」と例外とする住田弁護士。

さらには木村拓哉からのセクハラも「OK」とのことで、宮根から「それって男性差別じゃないですか?」と指摘されると、「そうなんです」と言い切ったのだった。
「番組を盛り上げるための、住田先生の冗談と思いたいですが」と苦笑いするのは先の芸能リポーター。
「福山といえば昔からラジオ番組で下ネタを連発し、時にライブMCでも披露しているのは有名な話。熱心なファンであれば当然、“セクハラ”されても嫌がることなく、むしろ喜んで受け入れるのでしょう。
しかしながら、世のすべての女性が福山ファンではないということ。そして会合でのセクハラ発言を不快に感じていた女性アナもいたということ。ラジオやライブでのファン向けのネタならともかく、ちょっと空気が読めなかったのかなと思いますね」
柴咲コウと吉高由里子が受けた洗礼
かつて2008年公開の映画『容疑者Xの献身』完成記者会見で、共演者の柴咲コウから、
「男性キャスト陣のちょっと卑猥な話に献身的に付き合いました。劇中の薫のように“男社会にもまれる”っていうのはこういうことかと思いました」
2013年にも映画『真夏の方程式』舞台挨拶で、同じく吉高由里子から、
「現場も終盤になると、福山さん冗談しか言ってなかった。セクハラまがいの……。私、完全におっさんだと思われていたんだろうな」
両女優から裏舞台でのセクハラエピソードを暴露されていた福山。
彼にしてみれば軽い“通常運転”のつもりが、すべての女性が「福山雅治ならセクハラされてもOK」ではなさそうで。