ワンピースカード(ワンピースカードゲーム公式Xより)

《当社はハッピーセット関連施策見直しの一環として、8月29日(金)開始を予定しておりましたハッピーセットのキャンペーンの実施を見送ります》

 8月20日、マクドナルドは公式ホームページで《ハッピーセット8月29日(金)からのキャンペーンについてのお知らせ》と題した文書を公開し、冒頭のように綴った。

マクドナルドがワンピースコラボを見送り

「8月29日から大人気漫画『ワンピース』のカードゲーム『ワンピースカードゲーム』とのハッピーセットコラボを予定していましたが、これを見送りに。このコラボ期間にハッピーセットを購入した人には、過去のキャンペーンで配布されたおもちゃなどを提供するといいます」(スポーツ紙記者、以下同)

 今年で3周年を迎える『ワンピースカードゲーム』。2022年の発売以来、原作やカードゲームファンから人気を集め続けている。

「『ワンピースカードゲーム』はその人気ぶりから大手フリマサイト『メルカリ』でも、数多くのカードが出品されています。今回、ハッピーセットを見送りにしたのは、8月上旬に始まった『ポケモン』とのコラボで露呈した“転売行為”を懸念してのことでしょう。そもそも『ワンピース』は子どもよりも大人が喜びそうな景品では」

 マクドナルドの決断にネット上では、

《多くの人が納得できる転売対策というか大量購入大量廃棄を防止して、子供達が笑顔になれる仕組みを導入するまではやらない方がいい》

《ハッピーセットはトミカとかドラえもんとか、幼児や小学生低学年向けの玩具で良いと思います。子どもが喜ぶハッピーセットにしてほしい》

《子ども含めて周りがみんなハッピーになるセットに戻るまで施策は止めた方がいい》

 などの声が上がっている。

「“転売”に付随して、食料の大量廃棄も問題になっています。元々、ハッピーセットは子どもたちを対象にした施策。それがいまでは、“お金を使う大人たちに刺さるか”を重要視し、目の前の“お金儲け”が軸になっているのでは。原点に立ち返り、方針を変えていくべきですし、ここで中途半端な対応をして、さらに批判が過熱した場合、ハッピーセットの廃止もあり得ると思います」(全国紙社会部記者)

 窮地に立たされる“転売”セット。最悪の事態は免れるのだろうか。