
8月21日放送の『Nスタ』(TBS系)で、井上貴博アナが広島県・広陵高校の問題を厳しく追及。だが、過去の発言から“身内には甘い”という批判が殺到している。
井上貴博アナは慶応高校野球部の元球児
野球部員による暴力問題を理由に、夏の甲子園の出場を大会途中で辞退した広陵高校。同21日、同校は中井哲之監督と息子の中井惇一部長を“交代”させることを発表した。また、調査のため第三者委員会を設置することも併せて報告された。
「この日の『Nスタ』では、まず出水麻衣アナが広陵高校に対して『今回不本意な形で思いが途中で途切れてしまったわけですから、新体制で心新たに次こそはという思いでやってほしいですね』とコメント。
すると井上アナが『ほんとですね』と、つとめて冷静さを保ちながらも『問題の原因や責任の所在はまだ明確になってませんし、高野連としても初動対応がずさんなところもあったわけです。これをどういうふうに次に生かすのか。被害者を保護しながら第三者委員会の調査を待って、再発防止策がどういうものが出てくるのか』と語り、広陵の今後を毅然と問う姿勢を見せていました」(スポーツ紙記者、以下同)
ここで視聴者が思い出したのが2年前の2023年夏、彼の母校・慶応高校野球部の“大応援団”問題だった。
「決勝では慶応が宮城の仙台育英を下して107年ぶり2度目の優勝を飾ったわけですが、そこで物議を醸したのが、慶応の応援席からのブラスバンドによる大音量演奏、そして応援歌の大合唱でした。しかも、慶応の攻撃のみならず、相手チームの攻撃中も続いたため、仙台育英の選手が外野フライを落球してしまう場面もあったのです」
これに対して慶応に批判が殺到する中、当時、涙ながらに擁護していたのが井上アナだった。実は彼はこの野球部の元球児。コーチまで務めていたという。
突然、大号泣した井上アナ
「応援問題があったあとの8月放送のラジオ番組で、井上アナは『選手にその矛先を向けるのは違うと思うんだよね…。これはつらかったですね』と涙ぐむと、いきなり大号泣。『3700校、全選手が夏にかけてきた思いっていうのは変わらないと思うんですよね。“そりゃ慶応だから”とか、選手を批判する権利はないと思うんだよね。そこだけは許せないんだよね!』と涙声で訴えていました」
仙台育英の外野手が落球したのは慶応の大応援のせいとする声には、「仙台育英なめんなよ! どんな高いレベルで練習してきているか。大事な大会で声が聞こえないのは当たり前。それを超えて練習してるんだよ!」と絶叫。だがこの主張、一見仙台育英のチーム力を評価しているようで、結局は慶応のせいではないとやはり“擁護”に回っていたともいえるのだ。そんな過去もあり、今回、広陵高校を糾弾した井上アナに違和感が噴出。
《母校慶応の激しく攻撃的な応援を号泣しながら擁護してたのは忘れてませんよ》
《あなたの母校も問題ありますよ》
など他校には厳しく、母校には甘いという“二枚舌”が露呈してしまったのだ。芸能プロ関係者が、井上アナのキャスターの資質について疑問符をつける。

「広陵の件は部員による暴力という深刻な不祥事で、慶応の応援問題とは性質が違います。しかし、どちらも高校野球における問題行為として批判された点では共通している。キャスターの役割は冷静で客観的に物事を伝えることなのに、井上アナは慶応の件では感情を爆発させ、泣いてまで身内びいきの姿勢を見せていた一方、他校の問題には厳しく迫る。これでは視聴者からの信頼を損ないかねません」
このところ番組内で失言が続いている井上アナ。今後も思わぬ失言が飛び出しそうだ……。