アップデートできない芸能人ランキングTOP10の行方は…

 女子アナに対しての“性暴力”を伴ったトラブルで芸能界引退を発表した中居正広。コンプライアンス上の問題行為があったとして番組を降板、無期限の活動自粛となった国分太一……。

昭和の時代から“アップデート”できないタレントたち

 ひと昔前なら当たり前だったセクハラやパワハラも、時代の流れの中では許されない行為となった。そんな時流に乗ることができず、いつまでも昭和の時代から“アップデート”できないベテランタレントたちは少なくない。

 テレビなどでの言動や他人への接し方を見ていて、「不快になる」とすぐに炎上してしまう昨今。そこで今回、『アップデートできない芸能人』というテーマでアンケート調査を実施。全国の30代~60代の男女、300人が選んだ、時流に乗れないタレントとは、誰!?

みちょぱに肩を回して密着する石橋貴明(石橋のインスタグラムより)

「いつまでも昭和の感覚で、やることや言葉遣いが嫌い。他人をおとしめて笑いをとるスタイルは、いじめとしか思えない」(長野県・女性・44歳)

「バブル期のフジテレビのノリそのまま。見ていて不愉快」(愛知県・女性・47歳)

 といった声に押されて(?)、18票で5位にランクインしたのは、石橋貴明。テレビ誌などでバラエティー番組を取材している記者はこう話す。

「中居さんのフジテレビ問題の余波で、10年以上前のセクハラ行為を取り上げられ、謝罪コメントを出しました。視聴者にしてみれば、彼の芸風はその当時から変わっていない認識なのでしょう。若い芸人を足蹴にしたり、バカにして笑いをとるという芸風が時代と合わなくなっているといえるのでは」

 '80年代に一時代を築いた石橋の“お笑い”だが、今や地上波からレギュラー番組がなくなり、YouTubeに主な活動の場を移している。時代の波に乗った彼が、時代についていけなくなるとは思ってもなかっただろう。

お笑いビッグ3がランクイン

明石家さんま

 4位は、19票を獲得した明石家さんま。

「ツッコミ、ボケにデリカシーが欠けている」(神奈川県・男性・51歳)

「笑いのとり方が昔と変わらず、なんでも自分の話に落とし込むのには飽きた」(熊本県・男性・59歳)

 好感度も高く、芸人としてビートたけしやタモリと並んで“お笑いビッグ3”の肩書を持つ、さんまでもアップデートできていないと言われるのは意外だが、

「老若男女、みんなに好かれているイメージがありますが、'19年には嫌いな芸人の1位になったことも。昭和の考え方をそのまま押しつける、なんて声もあって“いい彼氏ができたら仕事を辞めるのが女の幸せ”とコメントをして炎上したこともありました。この世代は“男尊女卑”が当たり前で生きてきたので、自身の発言のどこが問題なのかもわからないのでは」(前出・記者)

 “お笑いモンスター”も今年で70歳。年をとると人間は頑固になるともいうけれど、今の時流を受け入れる度量を見せてほしい!?

泉ピン子

 24票でトップ3の一角、3位にランクインしたのは泉ピン子。

「普段テレビでしている会話の内容でそう思ってしまう」(新潟県・男性・54歳)

「典型的な昭和の意地悪なおばさん」(東京都・女性・39歳)

「いつまでも自己中心的でハラスメントなんてお構いなし、という感じに見える」(愛知県・女性・46歳)

 ドラマで演じる役のイメージも強いのかもしれないが、『渡る世間は鬼ばかり』で共演した、えなりかずきとの不仲騒動が決定的なのかも。

「脚本家の故・橋田壽賀子さんが《一緒に出るとえなりくんがおかしくなるんですって》と、ピン子さんに対してえなりさんが共演NGを出していることを暴露しました。もともと、毒舌に近いコメントでおなじみのピン子さんですが、人からたしなめられても“いいのよ、私は”と聞く耳を持たない様子がトーク番組などで流れていました。

 今さら考え方を“アップデート”する気なんかないでしょうし(笑)、視聴者がどう思っても“わが道を行く”を貫くでしょうね」(前出・記者)

堂々(?)のランクイン

武田鉄矢

 そして、2位には34票で武田鉄矢が堂々(?)のランクイン。

「問題について解説したがるけど、言っていることはすべて昭和のオヤジの説教」(大阪府・男性・57歳)

「自分の若いときの価値観でしか話すことができない」(東京都・女性・53歳)

「最近、今の時代には合わない発言が多くなったように感じる」(静岡県・女性・38歳)

 武田鉄矢といえば、金八先生。ドラマの中で、アツく子どもたちにいろいろな教えを説く姿が昔は受け入れられていたのだが……。

「武田さんがスペシャルキャスターを務めるフジテレビの番組『サン!シャイン』で“ネット上で若い人の意見とかで(自分について)ボロクソに書いてあるんだよね。老害と言われてしょげたこともあった”と嘆いていました。本人には自身の言動などを気にして、時代に合わせようという気持ちはあるようです。でも“オレの話は長いわな”と自虐するシーンもあって、どうしても昔からの考え方などを直せないようですね。でも、自覚しているだけいいんじゃないでしょうか」(前出・記者)

和田アキ子

 そして、2位と大きく獲得票数を引き離してダントツの1位の座に着いたのは、106票で和田アキ子。

「テレビのコメントが昔の感覚のまま」(神奈川県・女性・55歳)

「昭和の考え方をドヤ顔で発信している。もうご意見番は時代遅れということに気がついていない」(広島県・男性・48歳)

「テレビでひどい発言が散見される。アスリートをトド扱いする気が知れない」(茨城県・女性・52歳)

 などなど、手厳しい声が集まった。

「コメントの中にもありますが“ご意見番”として長い間、いろいろな問題や騒動について小気味よく斬ってきました。ただ、サービス精神で軽く言った言葉が、時代の感覚とズレてしまっていることに気がついていないのでしょう。

 やり投げの北口榛花選手に対して“トド”と言ったのも、悪意はなく和田さんの中では可愛いという感覚だったそうですが、世間がそう感じていないのなら炎上するのは当たり前です」(前出・記者)

 今まで普通に思ってきた価値観が、若い世代などに対しては通用しなくなってきている現在。昔からの考えにとらわれた“頑固オヤジ”“偏屈オバさん”が生きていける、おおらかな時代は遠くになりにけり─。

アップデートできない芸能人ランキング

<取材・文/蒔田 稔>