
映画『国宝』(東宝)が、第98回「米国アカデミー賞国際長編映画賞」へ出品する日本代表作品に選出された。
吉沢亮、横浜流星など豪華俳優陣
監督は『フラガール』(シネカノン)でも知られる李相日氏。原作は、吉田修一氏の同名小説だ。李監督は、過去にも吉田氏の原作で映画『悪人』(東宝)、『怒り』(東宝)を映画化しており、今作が3度目のタッグとなった。
出演者には吉沢亮をはじめ、横浜流星、渡辺謙、高畑充希、寺島しのぶなど、日本を代表する豪華俳優陣が名を連ねる。
物語は、任侠の家に生まれた喜久雄(吉沢亮)が、15歳のときに抗争で父を亡くし天涯孤独になってしまうところから始まる。喜久雄は、上方歌舞伎の名門当主・花井半次郎(渡辺謙)にその才能を見いだされ、歌舞伎の世界へ飛び込んだ。
半次郎の息子・俊介(横浜流星)と兄弟のように育てられ、親友であり、ライバルとして成長していく。そんななか、事故で入院した半次郎が代役に喜久雄を指名したことから運命は大きく変わっていく。
任侠の家に生まれながら、歌舞伎役者として芸に人生を捧げた男の激動の人生を描いた人間ドラマとなっている。
「本作は、6月6日の公開以降、8月21日までの77日間で観客動員数782万人を突破し、興行収入は110.1億円を超えるヒットとなっています。興行通信社調べによると、邦画実写では2003年に公開され興行収入173.5億円を記録した『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』に次ぐ第2位となりました」(映画ライター)
『ドライブ・マイ・カー』『おくりびと』に続けるか
日本国内で異例のヒットとなっている『国宝』。そして、今回発表されたのはそんな『国宝』が米国アカデミー賞に出品する日本代表作品に決定したということだ。今後、さらなる選考を経て米国アカデミー賞にノミネートされるかが決まる。
出品決定のニュースを受けて、世間からは、
《日本的美意識がどのくらい受け入れられるかわからないが、ぜひ外国の方にも見てもらいたい作品》
《世界に誇れる作品だと思う》
《海外の人から、どのように評価されるのか楽しみ》
など、期待を寄せる声が多く上がっている。

「これまで日本映画では、2022年に開催された第94回で、濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』、2009年の第81回では滝田洋二郎監督の『おくりびと』がオスカー賞を手にしています。『国宝』が後に続けるか、注目したいですね」(前出・映画ライター)
第98回・米国アカデミー賞は、現地時間2026年3月15日にロサンゼルスで開催される。果たして、授賞式で『国宝』の名が呼ばれることはあるのか――。