1958年に大阪でオープンしたのが回転寿司の始まり。ビール工場の製造に使われていたベルトコンベアからヒントを得たんだとか ※写真はイメージです

 日常の気になる疑問を解決!回転寿司のレーンで右回りが多いのはなぜ?知って楽しいおもしろ雑学を友達や家族にも教えてあげよう。

知って楽しい!おもしろ雑学

Q.回転寿司のレーンで右回りが多いのはなぜ?

A.日本人に「右利き」と「利き目が右」の人が多いためといわれています。(クラシル広報担当 福丸 玲さん)

 寿司だけでなく、サイドメニューやキャラクターとのコラボ商品を展開するなど、幅広い層に愛されている回転寿司。

 そんな回転寿司に不可欠なレーンだが、「実は右回りが多い。それには、ちゃんとした理由があるんです」と話すのは、レシピプラットフォーム「クラシル」の広報を担当する福丸玲さん。

一般的に右回りである理由は、日本人に“右利き”と“利き目が右”の人が多いためといわれています。右利きの場合、右手で箸を持つため、皿を取るのは左手になります。

 このとき、レーンが右回りだと、流れてくるお皿を受け止めるようにキャッチでき、流れてから手に取るまでの一連の動作を、スムーズに行えるメリットがあるんです」(福丸さん、以下同) 

 左側から流れてくるお皿を左手で取ろとした場合、タイミングを見定めてサッと、すばやく手を動かさなければならない。

「さらに、利き目が右であれば、右回りのほうが流れてくるお皿をより早く見ることができ、取るか取らないかの判断時間も長くとれるわけです」

 では、左回りのレーンは存在しないのだろうか。

店舗のレイアウトの関係などで、左回りの回転寿司がありますから、右回りでないとダメという厳格な決まりはないみたいです。

 また、最近では正面を向くカウンター席とは違い、横向きのボックス席も増え、座る場所によっては右回りが取りづらく、左回りが取りやすい、なんて事例もあります。実際に回転寿司に足を運んだ際は、左右の手で取りやすさを比べてみてください」