
サスペンスドラマで知られた男が、さながらラブロマンスのような恋を成就させたということなのか─。
「8月27日、船越英一郎さんが23歳年下の女性と人知れず再婚し、すでに第1子が誕生していたことが報じられました。お相手はタレント活動を経て現在はチョークアーティストとして活動する松下萌子さんという方です」(スポーツ紙記者、以下同)
船越といえば、1982年の芸能界デビュー以降、一話完結のサスペンスドラマ、いわゆる“2時間ドラマ”への出演を重ね、長きにわたって活躍するベテラン俳優。
「船越さんがこれまで出演した2時間ドラマは300本を超えるとか。そのため“2時間ドラマの帝王”という異名や、2時間ドラマの“あるある”として知られる物語のラストで犯人を崖まで追い詰めるイメージから“日本一、崖が似合う男”とも言われるようになりました」
役者として不動の地位を確立した船越だが、私生活は順風満帆とは言い難かった。
「2001年に3歳年上の松居一代さんと結婚したのですが、このとき船越さんは初婚だったのに対し、松居さんは離婚歴があって当時11歳のお子さんを抱えるシングルマザー。船越さんの父親である船越英二さんをはじめ船越家は、この縁組に大反対しましたが、それを押し切って結婚しています」(芸能リポーター、以下同)
結婚後、ふたりは“勝ち気な姉さん女房と、尻に敷かれた優しい夫”というイメージで世間から受け止められるようになり、芸能界きってのおしどり夫婦と言われるようになったが……。
松居一代とのドロ沼離婚劇が開演
「松居さんは嫉妬からか船越さんの行動を束縛して、長らく困らせていたようです。我慢の限界を迎えた2015年、船越さんから離婚を切り出すも、松居さんは拒否。結局、2017年7月から両者間で離婚調停が行われるのですが、並行して松居さんは自身のブログや動画投稿サイトで船越さんに対する不倫疑惑など、夫婦間のプライベートを過激な言葉で暴露し始めます。これらは“松居劇場”と呼ばれ、当時のワイドショーやネットニュースをにぎわせました」

2017年12月、ようやく離婚が成立した船越だが、松居の暴露によってイメージダウン。加えて彼の主戦場だった2時間ドラマ枠も地上波から減り、逆風続き。
そんな“崖っぷち”な時期と前後して出会ったのが、松下だった。
「2017年11月、TBS系の『林先生が驚く初耳学!』で共演したことで知り合った船越さんと松下さんは、徐々にプライベートでも連絡を取り合う関係になり、2021年には交際に発展して同居するように。当時の船越さんは、松居さんとの離婚騒動によるトラウマで“結婚はこりごり”と考えていたようですが、松下さんが妊娠したことで、再婚を決意したそうです」
週刊女性は、再婚と妻の出産を公表する直前の7月末、神奈川県の海老名サービスエリアで買い物を楽しんでいた船越一家を目撃。
この日の船越は、海産物を中心としたお土産コーナーを物色。気になるものを見つけたのか、少し離れたところにいる子どもを抱えた松下に向かって手招きをするなど、仲よし家族そのもの。ひと通りお土産をチェックした3人は、一緒にいた数人の大人たちと一緒に国産の高級ミニバンに乗って都心方面へと走り去っていった。
74歳で父親になった歌舞伎役者も
家族が増えて幸せの絶頂にいる船越。SNSでも船越のゴールインに祝福の声が相次いでいるが、
《高齢での子づくりは、リスクがあるのでは?》
《子どもが成人するころの収入は大丈夫?》
と、今年65歳という船越の年齢やこれからを不安視する意見も。だが、芸能界にはこんな例も。
「歌舞伎役者の五代目・中村富十郎さんは2003年、74歳のときに、奥さんとの間に第2子の女児が誕生しています。その子は現在、日本舞踊家として第一線で活躍しています」(歌舞伎関係者)
収入に関しても、父親としての船越の覚悟がうかがえる。
「2023年6月、『テイオーの長い休日』というフジテレビ系のドラマで船越さんは主演を務めたのですが、“2時間ドラマが減少して仕事がなくなった俳優”という自虐的な役を演じていました。これまでのキャリアに固執せず、自身をパロディー化することも厭わない柔軟な姿勢もありますから、仕事が途切れることはないでしょう」(前出・芸能リポーター)
新しい家族と共に船越の第二の役者人生が始まる!