
嵐の二宮和也が主演を務める映画『8番出口』が、8月29日に公開された。
「本作は世界でも注目を集めており、9月に開催される『釜山国際映画祭』では、アクターズハウスというトークイベントに二宮さんが登壇することが決まっています。このイベントは、演技力やスター性の高い俳優の魅力に迫るというもの。二宮さんが世界からも高い評価を受けていることがわかります」(映画ライター)
二宮の活躍は俳優業だけにとどまらず、
「9月2日の名古屋公演を皮切りに、ファンクラブ向けのソロツアーも始まります。さらに、2020年末で活動を休止していた嵐も再び動き出したばかり。来春に控えるラストコンサートツアーに向けて、準備が進められています」(スポーツ紙記者、以下同)
嵐の活動終了までは残り1年をきっており、
「テレビ各局は5人での番組出演の実現に向けて、水面下で交渉を進めているそうです。中でも、NHKは今年の『紅白歌合戦』の目玉として嵐に出場してもらおうと躍起になっているといいます」
そんな中、嵐の出演に暗雲が垂れ込めている局があるという。
二宮とフジの間で“トラブル”か
「フジテレビへの出演が危ぶまれているそうです。フジテレビは、2008年から活動休止まで人気バラエティー『VS嵐』を放送していましたし、嵐との関係は良好だったはずですが……。二宮さんとの間にトラブルが起きてしまったようなのです」(テレビ局関係者、以下同)
二宮が“VSフジ”となってしまったのはどうしてか。
「2024年5月と11月に二宮さんと麒麟の川島明さんが出演する『川島二宮のタミゴエ』という特番が放送されました。これは“レギュラー化”を前提としたものだったそうですが、その話が白紙になり、二宮さんが“約束が違う”と困惑しているとか」
フジに『タミゴエ』のレギュラー化白紙について問い合わせると、
「番組編成の詳細についてはお答えしておりません」
と、否定はしなかった。

特番のレギュラー化事情について、テレビプロデューサーの鎮目博道さんに聞いた。
「レギュラー化する前に特番で放送して反響を見るというのは、一般的なやり方です。当然、視聴率や制作費、スポンサーの反応などの事情によって、レギュラー化が見送られることもよくある話です」
視聴率が振るわなかったとしても
しかし、今回のケースについて推察すると、
「二宮さんと川島さんほどのビッグネームを起用するならば“試す”だけではなく、ほぼ100%レギュラー化させることが内定していたと考えるのが自然でしょう。もし、特番で視聴率などが振るわなかったとしても、2人を使った別の企画を立ち上げることはできたはず。それをしなかったことへの疑問が残ります」(鎮目さん)
二宮は、自身の著書で、
《仕事相手、取引相手を困らせたくない》
という信念を記している。
「2023年に悩みながら独立した際も“信頼関係”を大切にしていました。そのため、約束を反故にされた不信感が募ってしまったのではないでしょうか」(前出・テレビ局関係者)
“8番”との軋轢に“出口”は見つかるか─。