
「キャー!佳子さまー!」
8月23日に『大阪・関西万博』を視察された佳子さま。会場に到着し、車から降りた瞬間、大歓声に包まれた。
佳子さまの「卓越したファッションセンス」
「日帰りの訪問で、日本館やペルー館など4つのパビリオンを見学。ご視察中の佳子さまをひと目見ようと行く先々に人が集まり、佳子さまは笑顔で手を振るなどして応えられました。夏休み期間中ということもあってか、集まった人数や歓声の大きさは今年5月に愛子さまが万博を視察されたときを上回っていた印象です」(皇室担当記者)
佳子さまの万博ご視察は、SNSでも話題に。現地で撮影された動画や写真が拡散されて17万以上の“いいね”がついた投稿も。こうした人気の背景には「卓越したファッションセンスが影響している」と、ファッションジャーナリストの日置千弓さんは言う。
「今回の万博では、小さなドットのワンピースに赤で統一した小物を合わせるスタイリングがとても斬新で印象的でした。佳子さまのコーディネートといえばフェミニンなものが多いですよね。
そうした着こなしが、本来お持ちの可憐さを増幅させているように思います。多くの人が思い浮かべる“理想のプリンセス像”にぴったり当てはまるからこそ、これほどの人が夢中になるのではないでしょうか」
佳子さまの着こなしは、お出ましのたびに注目される。
「皇室の方々はお出ましになる際、自分用に仕立てられた特注品をお召しになることが多いのですが、佳子さまは特注のお洋服だけでなく、お母さまである紀子さまや、姉の子さんからのおさがり、市販の服飾品を上手に組み合わせています。佳子さまがお召しになった服やアクセサリーはすぐに売り切れるなど、影響力は絶大です」(皇室ジャーナリスト)
佳子さまのニュースタイル
前出の日置さんは、佳子さまのファッション遍歴についてこう振り返る。
「大学を卒業され、成年皇族として本格的に公務を担われるようになったばかりのころ、佳子さまは今よりもカッチリとしたお洋服をお召しになっていたように思います。“大人としてきちんとした格好を”と意識し、先輩の女性皇族方に倣われていた印象です。
一昨年ごろからアクセサリーなどで“自分らしさ”を表現するようになり、今は“佳子さまならでは”の優雅な着こなしに変化を遂げています」

徐々に確立された“愛されファッション”には「皇族として積まれた研鑽が見える」と日置さんは続ける。
「佳子さまの着こなしは、ただ自分らしさを出すというのではなく、小物や色使いからTPOを意識されていることが伝わります。自分らしさの表現と周囲への気遣いが両立できているのは、皇族としての場数を踏まれたからでしょう。経験を積んだ内親王としての存在感と成長ぶりが着こなしから見て取れます」
最近はさらに新たな兆しが。
「今年はパンツスタイルも多い印象です。ワンピースやスカートを着用される際の佳子さまは、揺れるイヤリングなどかわいらしい小物を合わせることが多いのですが、パンツスタイルのときはスタッド風イヤリングを合わせるなど、よりスタイリッシュに。
大人の女性として新たな境地へ踏み出されたのだと思います。まだまだフェミニンな佳子さまを見ていたい気もしますが、新しい佳子さまも楽しみです」(前出・日置さん)
“リアルプリンセス”の進化はまだまだ止まらない─。