2025年3月3日、約30分に及ぶ成年会見に臨まれた悠仁さま(宮内庁提供)

 9月6日、19歳のお誕生日を迎えられる悠仁さまの成年式が行われる。男性皇族の成年式は秋篠宮さま以来、40年ぶり。

40年ぶりの男性皇族の成年式

「当日朝はモーニングコートをお召しになり、天皇陛下から贈られた冠を勅使から受け取る“冠を賜うの儀”がまず行われます。そして午前10時からは皇居・宮殿で“加冠の儀”。着用されているのは闕腋袍という未成年用の装束と、空頂黒幘という未成年用のかぶりものです。儀式の中で成年用の冠“燕尾纓”をかぶられます」(皇室担当記者、以下同)

燕尾纓を受け、掛緒を結んでもらう秋篠宮さま(1985年11月30日)写真/宮内庁

 今回、空頂黒幘と檜扇は40年前に秋篠宮さまが使われたものを、手直しのうえでご使用になる。

「その後は青年用の装束“縫腋袍”に着替えられ、儀装馬車で宮中三殿(賢所・皇霊殿・神殿)を参拝されます。午後には燕尾服で“朝見の儀”。天皇、皇后両陛下に感謝の言葉をお伝えになります。その後、大勲位菊花大綬章が親授されます」

 その後は仙洞御所に足を運ばれ、上皇ご夫妻にご挨拶。夜には秋篠宮ご夫妻主催の私的な夕食会が行われる。

「翌日には伊勢神宮(三重県)や神武天皇陵(奈良県)を、9日には昭和天皇陵(東京都)を参拝されます。そして10日には、三権の長らを招いた公的な昼食会が都内民間施設で開かれる予定です」