出演が告知されていた『Hey!Say!JUMP』(『a-nation2025』公式Xより)

 8月30日と31日、総合エンタメ企業のavexが主催する音楽フェスティバル『a-nation 2025』が、東京・味の素スタジアムで開催された。2日目となる31日には、アイドルグループ『Hey! Say! JUMP』が登場。28日に即日卒業を発表した中島裕翔は不在となり、7人でパフォーマンスを披露した。

Hey! Say! JUMP・中島裕翔カラーに複雑

「同イベントは、2002年から日本国内唯一の全国サーキット型の野外フェスとしてスタート。今回で21回目の開催となりました。2日間でオープニングアクトを含む計31組が登場し、約8万人を動員。『Hey! Say! JUMP』は今年初めての出演となりました」(芸能ジャーナリスト、以下同)

 ステージに登場した彼らは、7人で登場。中島が卒業発表してから新体制での初パフォーマンスとなった。しかし、1曲目に披露した『ウィークエンダー』のパフォーマンスでは、ある演出がファンの間で話題に上がったのだ。

「同曲が流れると、メンバーカラーのライトが照らされました。歌唱中は、赤や紫など健在のメンバーカラーが発光する中、中島さんの担当カラーであった水色のライトも同じく照らされていたんです。

 8月6日には、中島さんが行っていたインスタライブで『a-nation』の打ち合わせをしていたことを明かしていて、直前まで出演する予定だったこともわかっています。そんな背景がチラついた演出に、複雑な思いを吐露するファンも続出していました」

 ネットには、直前に卒業となった現実をまだ受け入れられない人もいたようで、

《照明もモニターのグラフィック(?)も水色が入ってたから8人で出るつもりだったんだろうなあ》
《照明も所々水色あって泣けた、、、》
《後ろのライトが水色もあって8色でそのうち裕翔くん出てくるんじゃないかっておもってた。夢じゃないんだよね...》

7人体制を初披露した『Hey!Say!JUMP』(グループ公式Xより)

 前出の芸能ジャーナリストによると、7人はいつも通りのパフォーマンスだったという。

「今回のイベントでは、全11曲を披露し、約45分間のパフォーマンスでした。その途中にはMCもあったのですが、彼らの口から中島さんについて触れることはありませんでした。今回卒業が発表されてから初の公の場となり、何か語られるのかと注目も集まりましたが、終始、ライブに全集中している様子でした」

 7人で活動していくという覚悟すら感じた今回のイベント。中島の思いを受け入れ、再始動に意欲的なようだ。

「会場にいたファンのなかには、ペンライトを水色に光らせる方も多くいました。メンバーたちも、その思いは気づいていたはずです。そんな中でも盛り上げることに徹したということは、ある意味ファンに対して“安心感”を与えたいという思いの現れでもあったでしょう。グループを守るという強い意志が伝わるものでした」(前出・芸能ジャーナリスト)

 デビュー時から3人のメンバーが抜けてしまった『Hey! Say! JUMP』。今回もまたグループとして決意を新たに進み出している。