
鈴木紗理奈が、9月2日放送の『ゴゴスマ ~GOGO! Smile!~』(TBS系)に出演。その発言内容が波紋を呼んでいる。
政治を語る鈴木紗理奈に批判
「この日、自民党は党本部で両院議員総会を開き、7月の参院選大敗を総括。党離れを招いた9つの要因を挙げながら、“解党的出直しに取り組む”と悲壮な決意を表明していました。石破茂首相も、敗北の責任について“総裁である私の責任”と陳謝。なお森山裕幹事長は辞任を表明。その後に首相へ進退伺を提出するなど厳しい状況が続いています」(スポーツ紙記者、以下同)
こうした党内の動きに対してコメントを求められた紗理奈は、「こういう話の時点でマジでウンザリ」と、もはや改革の見込みがないと断言。さらに、「変わろうと言っても、多分ムリやと思う」とサジを投げていたという。
だが、問題視されたのはその直後だった。
「同じくコメンテーターとして出演していた元衆議院議員の金子恵美さんが話し終えていないにもかかわらず、紗理奈さんは途中で割って入り、“ちょっと私事なんですけど”と切り出しました。続けて、“若いころはヤンチャで政治に無関心だった”と振り返ったうえで、2000年代の、小泉純一郎首相と安倍晋三官房副長官の時代を回想。
“政治がすごく面白いと思った”“すっごいドキドキワクワクして、小泉純一郎さんの写真集も買って、安倍さんの『美しい国へ』の本も買った”と報告したのです」
2002年の日朝首脳会談後、小泉首相と安倍副長官の訪朝により拉致被害者5名と家族が帰国した出来事に、紗理奈はいたく感動したようだ。そんな彼女の熱弁は、この後も続いた。
「紗理奈さんは当時の自民党について、“ホンマに国を変える人たちをワクワクして見てたんです。そのときキラキラしてたんですけど、今はもう、全然キラキラしていないように見える”と苦言。その反発が、参政党や国民民主党の支持につながっているとして、“そのときのキラキラした自民党を見たい”と懐かしがっていました」
「感覚で政治家を捉える」姿勢
しかし、小泉政権を美化しすぎた発言に、視聴者からは厳しい反応が相次いだ。
《小泉と安倍がいつ輝いたんだよ日本を衰退させた戦犯だろ》
《鈴木紗理奈って前はまだマトモなことを言ってた気がしてたのにヤバいですね》
《犯罪天国の裏金自民党に戻れってこと?》
など批判の声が寄せられている。先のスポーツ紙記者は語る。
「小泉政権時代は確かにメディア受けが良く、改革への期待も高かったように思います。しかし、その後の評価では格差拡大や地方経済の疲弊、非正規雇用の増加など、構造改革の負の側面も指摘されている。これを鑑みても、紗理奈さんの小泉政権に対する賛辞は、表面的と言わざるを得ません」

そんな彼女は7月22日放送の同番組でも、政治に対して一面的な見方を口にしていた。
「紗理奈さんは、参議院選挙で躍進した参政党と国民民主党の両党首を称賛していました。特に国民民主党の玉木雄一郎代表とは直接会ったことがあるとして、その印象について“真摯に向き合って答えてくださる”とベタ褒めしていたのです。しかし昨年11月、彼女は不倫相手に“独身”とだまされて交際していたことが発覚し陳謝。
奇しくも同時期に玉木代表も不倫疑惑で謝罪しており、イメージと現実の落差が浮き彫りに。小泉氏の写真集や安倍氏の著書を買ったと語っていましたが、玉木代表への持ち上げ方も、その頃と同じように、なんとなくの雰囲気で政治を語り、感覚で政治家を捉える姿勢は変わっていないのでは」(前出・スポーツ紙記者)
表面的なことしか言わないコメンテーター不要論がまた巻き起こりそうだ。