
《俳優は逮捕されるのにサントリー会長は逮捕されないの何故?》
《俳優の清水尋也は逮捕で、サントリーの新浪さんは・・・》
《サントリーの会長はガチ上級国民だから逮捕されないんだろうなー》
TBS系で放送中の嵐・松本潤主演ドラマ『19番目のカルテ』ほか、数々のドラマや映画に出演する人気俳優の清水尋也(ひろや)が、9月3日に麻薬取締法違反の疑いで逮捕された。
同居する20代の交際女性も同様の疑いで逮捕された一方、SNS上では“上級国民だから逮捕されない”ことに“陰謀論”を疑う声ーー。
清水逮捕と同日、サントリーホールディングスの会長職を辞任した新浪剛史氏が定例会見にて、自身にかけられた“疑惑”について「法を犯しておらず潔白だ」と“無罪”を主張した。
大麻草成分「THC(テトラヒドロカンナビノール)」を含む違法サプリメントの輸入疑惑によって、9月1日付で同職から退いた新浪氏。騒動を謝罪こそすれども、出張先のアメリカで知人から勧められたサプリを「適法な商品と認識していた」と弁明。
現時点で立件できる証拠はない
この知人の関係者が、違法薬物の輸入による麻薬取締法違反容疑で逮捕されたことで、同氏が捜査上に浮上したのだが、全国紙社会部記者によると、
「新浪氏の言い分では、知人から郵送されたサプリは家族によって廃棄され、2回目の郵送も“自分が依頼したものではなく、違法サプリだったかもわからない”として、あくまでも国内での所持、使用を否定しています。
8月下旬には福岡県警による、都内自宅の家宅捜査も行われています。それでも逮捕されないのは、ネットで指摘される“上級国民だから”ではなく、自宅から違法薬物は見つからず、また尿検査も陰性との捜査結果によるもの。つまり現時点で“立件できる証拠がなかった”と見るのが妥当です」

片や、1月時点で警視庁に情報提供があり、内定調査が続けられていた清水。また逮捕時の捜索でも、自宅から大麻とされる乾燥植物片や巻紙が見つかっている。今回は所持による逮捕になるが、のちに「使用」で再逮捕される見込みだ。
では、「潔白」を主張した新浪氏だが、会長職を辞任する必要があったのか。どうやら酒類や飲料だけでなく、手広く事業を展開するサントリーだけに会長の“違法サプリ”問題は、ブランドイメージを損いかねない極めて重大な事案のようだ。
「海外出張時の時差ぼけ対策」
違法サプリを手に入れた理由として、会見では「海外出張時の時差ぼけ対策」と挙げていた新浪氏。しかしサントリーでは『快眠セサミン』なる、【睡眠の質を向上】と謳うサプリも販売している。
「ならば海外出張時には、信頼する社員らが開発した自社製サプリを常備すればいいわけで、わざわざ現地で成分不明の怪しいサプリを使用する必要はないはず。つまり“サントリーのサプリの効き目”をトップ自ら疑っているようなもの。
ウェルネス事業にも力をいれるサントリーだけに、今回の違法サプリ騒動や発言は反発は必至で、さらに薬物問題となれば海外事業にも影響を及ぼしかない。大企業のトップとして引責辞任は当然と言えますね」(前出・記者)
一部では、周囲に「クーデターにはめられた」との“陰謀論”を吹聴しているという新波氏。プライベートでも“サントリー愛”を貫いていれば、こんな事態を招くことはなかったのかもしれない。