
4日に肺炎のため82歳で亡くなった歌手の橋幸夫さん。その通夜が9日、東京都文京区の無量山傳通院で営まれた。
ともに『御三家』と称された盟友・舟木一夫や、鳩山由紀夫元首相ら著名人を含め約700人が参列。一般の参列者も続々と訪れる中、意外な参列者に会場は騒然とした。
ATSUSHIの姿でお通夜参列

「橋さんが所属する夢グループの社長、石田重廣氏が葬儀委員長として挨拶をされた後、囲み取材の場にEXILEのATSUSHIさんがいらっしゃるというアナウンスが。金髪オールバックにサングラス姿で登場した彼は“本人ではない”と説明。そのため、居合わせた報道陣からは“本人じゃないの?”“どういうこと?”と困惑の声が上がりました」(スポーツ紙記者)
EXILE・ATSUSHIそっくりの風貌で弔問に訪れていたのは、モノマネ芸人のRYO。「本人ではないです。どういう感じかわからないまま来てしまった。ただここに来て『あれ?』って」と、ATSUSHIだと誤解した関係者に声をかけられ、取材会場に来てしまったと話した。
ATSUSHIに間違われるような格好で参列したことについては、「モノマネ芸人なので、このスタイルで来てました」と説明。さらに、「橋さんとお会いしたことはあるんですけど、お付き合いはないです。親交はないです」とも明かした。
「弔意を示す厳粛なお通夜の場。いくらモノマネ芸人だからといって、エンタメ要素は不要だったと思います。モノマネ芸人として橋さんと深い関わりがあり、“あえてその格好で”という特別な意味合いがあれば別ですが……。もちろん深い親交がないから参列してはいけないという決まりはありません。しかし、場や身分をきちんとわきまえるべきです」(前出、スポーツ紙記者)

「人の死を利用する売名行為」と批判
その後、RYOは自身のXに《2025.9.9 火曜 傳通院にて橋幸夫さんのお通夜》と投稿。《報道陣関係者の皆様に勘違いをさせてしまい大変申し訳ございませんでした。僕はEXILE ATSUSHIさんではなくEXILE ATSUSHIそっくりのRYOです。失礼致しました。橋幸夫さんのご冥福をお祈り致します。》と謝罪した。

しかし、謝罪文とともに「橋幸夫葬儀式場」と書かれた看板の前で撮影された記念写真、取材会場に向かって歩く様子や取材を受けている動画、フラッシュを浴びながら会場入りする動画をアップ。
この不謹慎な行為に、SNS上では非難の声が相次いでいる。
《動画を回すなんて不謹慎極まりない。報道陣より先に故人、親族、関係者、そしてATSUSHIさんに謝れや》
《人の不幸事で売名すんなカス。二度と表に出てくんな。気持ち悪い。》
《この年齢でここまで善悪が判断できないのはやばすぎるやろ。ましてや通夜で。ありえない》
その上、この件を記事にしたネットニュースもリポスト。これには
《リポストするとかまったく反省してない。完全に売名目的》
《人の死を利用する最低最悪な売名行為。倫理観疑うわ》
と、売名を疑う声も。
「RYOさんにどんな思いがあって参列されたのか、外野からは分からない。しかし、少なくとも普通、葬儀の場で参列者が写真を撮影したり会場内を撮影したりはしないでしょう。たとえ悪気はなかったとしても非常識だなという印象ですし、売名行為だと思われても仕方がない」(前出、スポーツ紙記者)
ATSUSHI公認のモノマネ芸人として活動しているRYOだが、今回の炎上を受けて、EXILEファンからも反感を買ってしまったようで…
《ATSUSHIの顔に泥塗りやがって。二度とモノマネするなよ》
《ATSUSHIはグラサンかけたまま葬式行かないから。恥を知れ》
《こんなのと同類だと思われたらイメージ下がる。ATSUSHIは公認取り消した方がいい》
芸人なら楽しい話題で注目を集めてほしいものだ。