
俳優の山田孝之が9月4日、Netflixのイベント「クリエイターズ・スポットライト」に登場。会場でのある発言が、ネット上で大きな反響を呼んでいる。
山田孝之『全裸監督』オファーの裏話
同イベントは、Netflixが日本でのサービス開始から10周年を迎えたことを記念して開催されたもの。
実写とアニメの二部構成でおこなわれ、これまでの配信作品に携わった監督やプロデューサー、俳優らが一堂に会した。
山田が登壇したのは実写パート。
ドラマ『地面師たち』の大根仁監督、11月配信予定の『イクサガミ』を手がける藤井道人監督、そして『今際の国のアリス』シリーズで知られる佐藤信介監督らとともに、作品の舞台裏や今後の展望についてトークを繰り広げた。
山田といえば、2019年に国内最多視聴数を記録したNetflixオリジナルドラマ『全裸監督』の主演俳優。当時はまだNetflixが日本に浸透していない時期で、物語の構想も台本もない段階でのオファーだったという。
「山田さんは、オファーを受ける1年半ほど前から英語の勉強を始めていたそうです。海外進出を視野に入れていた時期だったようで、“これならいまの実力(日本語)で世界に出せる。大きなきっかけだと思ったんです”と、イベントで当時の心境を振り返っていました」(芸能ライター)
驚きの“ヒゲ面”も話題に
さらにこの日、俳優として唯一壇上に立った山田は、業界の“現実”にも踏み込んだ。
「山田さんは、“俳優としての気持ちも言ったほうがいいかな”と切り出し、“日本の俳優ももう少しギャラをあげてほしいですね。CEOがいるので今日言います”と本音を吐露。“もちろん、ほかの映画と比べてNetflixはギャラいいです”と前置きしつつも、“ただ、やっぱり日本の俳優はまだ企業さんのCMに頼らないとという部分が事務所も含めてある”と率直に語っていました。
さらに、“日本は、外と比べるってことじゃないんだけど、やっぱり……安い!”と口にし、“クリエイティブをもっと良くしていってということは大前提ですけど、最初にある程度そういう保証があるほうが、人間ですからやる気も出る部分もあると思うので、僕は課題だと思っています”と、俳優としての現状を明かしました」(前出・芸能ライター)

しかし、この発言に一般的な金銭感覚とのズレを感じた人も多く、ネット上では、
《いや、一般人からしたら高いだろ》
《一般社会とかではもう働けないだろうな》
《感覚がもう一般人と違うんだろうね》
などの声があがっている。
また、この日の山田のビジュアルにも注目が集まった。顔の半分以上を覆うほどの髭をたくわえた姿に、《これ、自前の髭だよな…?》《茂みから覗いてるみたいな肌の面積www》《顔が激痩せしてる!と思って見に来たら違った…》といったコメントも相次いでいる。
個性派俳優として定評のある山田。その言葉と佇まいは、やはり一般的な感覚とは一線を画していた。