
9月3日、麻薬取締法違反の容疑で逮捕された俳優の清水尋也。放送中の松本潤が主演する日曜劇場『19番目のカルテ』(TBS系)に出演しており、急きょ清水容疑者の登場シーンはカットされることに。
これを受けて松本は、インスタグラムのストーリーズで《最後まで宜しくお願いします》とコメントした。
「逮捕の翌日、一部再編集を行ったうえで9月7日の最終話を予定どおり放送すると、ドラマの公式サイトで発表されました。清水容疑者は、ドラマの舞台となっている病院の内科医役としてメインキャストで出演していましたから、大幅な編集が必要になるのではないでしょうか」(スポーツ紙記者、以下同)
2023年放送のNHK大河ドラマ『どうする家康』以来のドラマ出演だった松本。今回は最終話を目前にして、水を差されてしまうことに。ただ、清水容疑者の逮捕以外にも災難な出来事が起こっており……。
「『19番目のカルテ』は初回の視聴率は11.4%をマークして、それ以降も10%前後をキープしていました。しかし、8月31日は7.9%と大幅に下がってしまったのです」(テレビ局関係者、以下同)
この日は、日本テレビ系で『24時間テレビ』が放送されていた。
横山裕に“完敗”した松本潤ドラマ
「日曜劇場が放送される夜9時からは、チャリティーランナーの横山裕さんを迎えての『Golden SixTONES』の生放送がありました。こちらの番組の視聴率は13.9%でしたから、『19番目のカルテ』は“裏番組”に完全に敗北したかたちです」
そもそも放送回も少ない構成で、
「民放での連続ドラマの多くは、第10話までは放送されるため、第8話が最終話となるのは珍しい。これは、9月13日から始まる『世界陸上』の中継の“あおり”を受けたせいと言われています。今回の『世界陸上』は東京開催で、2022年の大会でのキャスターを最後に“卒業”した織田裕二さんが“スペシャルアンバサダー”として復帰。TBSとして力を入れるのは間違いないですから、日曜劇場の放送回を減らさざるをえなかったのでしょう」
松本やドラマにとっては“とばっちり”とも言えるが、
「今回のこともそうですが、松本さんが日曜劇場の主演を務めると、なぜか不運が重なるんですよね……」(芸能プロ関係者、以下同)
『19番目のカルテ』が3度目の日曜劇場での主演となる松本。
WOWOWドラマで主演を務めた香川照之
「過去2回の日曜劇場での主演は2016年と2018年に放送された『99.9-刑事専門弁護士-』でした。瞬く間に人気シリーズとなり、2021年には映画化もされましたが、メインキャストの1人である香川照之さんが2022年にセクハラやパワハラが報じられて、出演したCMや番組は降板することに」
現在、香川は俳優に復帰しており、2025年にWOWOWのドラマで主演を務めたが、
「地上波での本格復帰は、まだ難しいと見られています。『99.9』の映画版は2025年1月に地上波放送されたものの、ネット上では賛否の声がありました。そのため、『99.9』の地上波での再放送や続編の制作は難しいでしょう。人気シリーズなだけに、松本さんにとっては歯がゆい状況ではないでしょうか」
この悪いジンクスを抜け出せるか――。