
芸能活動を休止中のフワちゃんを巡り、新たな動きがあった。9月3日放送の『人間研究所~かわいいホモサピ大集合!!~』(日本テレビ系)の中で、思わぬ形で彼女の話題が持ち上がったのだ。果たして復帰への突破口となり得るのかーー。
フワちゃん、復帰への突破口
芸能ジャーナリストは番組の概要をこう語る。
「『人間研究所』は、スタジオにいるサルや犬などの動物の声を、裏にいる人気芸人たちが担当する形式のバラエティー番組です。画面に映るのは動物で、芸人は顔出しせず声のみで出演。
その動物たちが、毎回やってくる“ヒト”のゲストに言いたい放題ぶつけるというのが番組の肝です。この日のゲストは、テレビ東京系で『ゴッドタン』や『あちこちオードリー』などのヒット番組を手がけるテレビプロデューサー・佐久間宣行氏でした」

そんなヒットメーカーに番組を長寿化するためのアドバイスを求めると、佐久間氏は「タレントが声を当てているとはいえ、動物が前面に出てくるというコンセプトはすごくいい」といった趣旨の話をしたうえで、こう切り出したのだ。
「コンセプトの割には、キャスティングが良すぎるんだよね。このコンセプトだったら、画面に顔を出したら言えないことを言う人のほうがいいのよ。要は、変な話だけど、やらかした人とか。普通だったらテレビ出れない人とかのほうがいい」と、顔出しができない状況のタレントを動物の声として起用することを推奨したのだ。
「これを受けて、“うわ、大ヒントだよ、これ!!”と感嘆の声をあげたのが、ブルドックの声を務めている伊集院光さんでした。彼は続けて、“フワちゃんだよ、フワちゃん!フワちゃんが動物に出たら絶対話題になる!”と、フワちゃんを動物の声として激推ししたのです。
また画面には《※フワちゃん、いつでもお待ちしています》というテロップまで表示され、番組として正式に出演を呼びかけていました」(前出・芸能ジャーナリスト、以下同)
「ニーズはない」求められないフワちゃん
そんな伊集院とフワちゃんには複雑な過去がある。それは今から5年前の9月にさかのぼる。
「その頃、伊集院さんはまだ全く面識もなかったフワちゃんから思わぬ“仕打ち”を受けたことに怒りをあらわにしていました。それはフジテレビの局内で、メイクさんと、埼玉こども動物自然公園に赤ちゃんが生まれたという話をしていたら、近くにいたフワちゃんがそれを盗み聞き。
自身のXに『伊集院、動物の赤ちゃんの話してる、超ウケる』と、暴露ポストしていたというのです」

このデリカシーのない振る舞いに、伊集院は苦言を呈していた。
「彼は当時、“挨拶も何もないんだよ”“盗聴器だよね、ああなってくると”と不快感を示していましたが、その後、彼女のラジオを聞いた際、“あっ、この子は面白い”“この子の非常識な行動と非常識な明るさに元気をもらってる人は確実にいると思った”と、辛口ながらも評価を改めていました」
やす子への暴言騒動以来、1年以上姿を消しているフワちゃん。かつては公然と批判していた伊集院が、いまや強力な援軍となったにもかかわらず、ネット上では依然として彼女への厳しい声が多い。
《普通に不謹慎だからやめて》
《視聴者側にフワに対するニーズはほぼない》
《いや、やめてくれよ 一生地上波には出てこなくていいと思ってんだから》
と、声のみでの出演も拒否感が根強い印象だ。さらには、
《あんな人を推すなんてガッカリ》と、伊集院に対しても失望したという声が寄せられている。フワちゃん復活が難航している背景を芸能プロ関係者が語る。
「フワちゃんの良さは無邪気で純粋で“常識はずれ”なところだったのですが、視聴者は、その“はみ出し加減”をヒヤヒヤしながら楽しんでいたところがある。ただそれはあくまでスパイス的な存在で、絶対に芸能界に必要なポジションだったわけでもない。
また、当時どういった経緯でやす子に問題発言をしたのか、自身のXで公開していましたが、公の場で詳細な釈明をしたわけでもない。これでは世間の納得を得るのは難しいでしょう」
この番組での復帰も、まだまだ高いハードルがありそうだ。