
9月1日、山下智久がインスタグラムでライブ配信を行った。この日はデビュー29周年の記念日だった。
「あっという間だったような、すごく長かったような。いろいろ思い返すと感極まるところもありますけど……」
今年は40歳になる節目の年とあって意味のある日となったが、その1週間前の8月24日も彼にとって大切な日だった。
「上海で初めてとなるファンミーティングがあったんです。山下さんは2020年に国際ドラマ『THE HEAD』のメインキャストに抜擢されて以来、グローバルな活動に力を入れています。中でも、アジア圏、特に中国での人気はすさまじく、昨年行われた上海ライブも大成功。ファンミはそのときのお礼の意味もあったんだと思います」(スポーツ紙記者)
しかし、そのファンミへの道中、まさかの事態が起きていた。
「山Pが乗った飛行機がトラブルにあって、ファンミが“あわや中止”になるところだったんです」(ファンミーティング関係者)
山下が乗った航空機にトラブル発生
トラブルに見舞われたのは、山下が乗った日本航空の羽田空港発上海浦東国際空港行きの便だった。
8月23日の午前、定刻どおりに羽田空港を出発し、到着は現地時間午後2時を予定していた。順調なフライトだったが、まもなく到着というところで事態は一変。
「浦東国際空港が激しい雷雨で、着陸できないと機内アナウンスが流れたんです」(乗客のひとり)

山下を乗せた飛行機はUターンする形で福岡空港へ。天候の回復を待って、すぐに出発できると思われたが……。
「現地の天気がなかなかよくならないので、福岡空港でずいぶん長く足止めをくらいました。いつまでたっても出発しないので、さすがにみんな、ぐったりした様子でしたね」(同・乗客)
福岡空港に到着して3時間後、ようやく飛行機が出発。しかし、行き先は上海ではなく羽田空港だったという。なぜ、また東京へ引き返さなければならなかったのか。日本航空へ問い合わせてみると、
11時間遅れで上海入りした山下は
「福岡空港から上海浦東国際空港へ再就航を検討しましたが、折り返し便の遅延時間幅と乗務員の勤務時間並びに休養時間を総合的に鑑み、羽田空港へ引き返したのち、乗務員全員の交代を行ったうえで再就航することを決定しました」
就業規則上、どうしても戻らなければならなかったようだ。午後11時2分に、ようやく上海へと出発し、到着したのは現地時間深夜1時過ぎ。当初の予定時刻よりも11時間以上遅れての到着となった。
想定外の長旅でさぞお疲れかと思いきや、
「開演時間になると『抱いてセニョリータ』のイントロとともに山Pが登場! いつもと変わらず軽やかに踊りながら歌っていました。言われなければ、そんなトラブルがあったなんて誰も思いませんでしたよ」(前出・ファンミーティング関係者)
会場いっぱいに詰めかけたファンに「旅は計画しない行き当たりばったり派だから、何が起こるかわからないのが旅の醍醐味!」と笑顔で語った山下。アクシデントすらパワーにかえちゃうところが、スターの証なのかも。