8月31日の早朝、マラソン2日目の横山。全身から汗が滴るなか、懸命に走り続けていた

 8月30日から31日にかけて『24時間テレビ』(日本テレビ系)が放送されてから1週間が過ぎた。

 チャリティーランナーは、SUPER EIGHT横山裕。105kmを完走して、大きな感動を呼んだ。

“関西コンサート”状態に

「マラソンにより集まった募金額は、7億円を超えました。横山さんは、幼いころに弟たちが児童養護施設で暮らしていたり、自身が29歳のときに母親を亡くしたりと複雑な家庭環境で育っています。こうした背景から、支援を必要とする子どもたちの力になりたいと、炎天下を走り抜きました」(スポーツ紙記者)

 沿道で横山を応援した人によると、

「2日目の夕方くらいからは、横山さんをひと目見ようと常に40~50人が声援を送っていました。しかし、横山さんは“気力”だけで走っているような状態なので、本人の代わりに周囲のサポートスタッフが声援に応えていました」

 ゴール目前になると、

「雄姿を見届けようと集まった人で大混雑しており、2000人ほどはいたと思います。それぞれうちわやメッセージボードを持ち“頑張れ!”などと声をかけていました」(沿道で応援したファン)

 放送では、SUPER EIGHTのメンバーが登場して、横山が母親に向けて作った『オニギシ』を歌唱。さらに、Aぇ! groupWEST.ら、関西の後輩たちも駆けつけた。

「後輩メンバーを中心に、SUPER EIGHTのヒット曲を歌って横山さんにエールを送り“関西コンサート”のような状態になりました」(テレビ誌ライター、以下同)

横山流の“男道”

 また、「横山会」と呼ばれる特に仲のいい面々のうち、「WEST.の桐山照史さん、濱田崇裕さん、小瀧望さんと、Aぇ! groupの小島健さん、佐野晶哉さんは、日中の休憩地点にも足を運んで横山さんをねぎらいました。そんな後輩たちの姿を見た横山さんからは思わず笑みがこぼれて、うれしそうに話していたのが印象的です」

 “関西”の絆の強さが感じられるが、

「横山さんが後輩たちからの人望を集めていることが感じられる瞬間でもありました。横山さんは、関西の後輩たちのプロデュースにも取り組んでいますが、彼らとの向き合い方が上手で、すごく慕われているのです」(アイドル誌編集者、以下同)

横山の応援で現場に駆けつけた関西の後輩たち(桐山照史のインスタグラムより)

 それには、横山流の“男道”があって、

「年齢が離れていても、一人の“人間”として対等に接するようにしているそうです。後輩たちが話しかけやすい雰囲気をつくることも意識しているとか」

 そのために、いいところは必ず褒めるようにしており、

「ダメ出しは“自分の主観に過ぎないから”と、あえてしないそうです。インタビューでも、後輩たちを褒める発言を頻繁にしていますよ」

 こうした行動の裏には、

「“才能のある若手にもっと光が当たってほしい”“みんながこの世界でごはんを食べられるようになってほしい”といった思いがあるといいます」

 6歳下と8歳下の弟の生活を支え続けたように、後輩たちを支えているようだ。