
自民党の石破茂首相が辞任を表明した。自民党が参院選で大敗してから1か月半。党内からは引責辞任を求める声が高まる中、ついに決断した石破首相は9月7日に辞任表明会見をおこない、辞任に至った経緯などを説明している。
“石破おろし”に奔走の麻生太郎氏
「会見では、まずなぜこのタイミングなのかという点について“かねてより『地位に恋々とするものではない。やるべき事をなしたのちにしかるべきタイミングで決断する』と申し上げてきた”“アメリカの関税措置に関する交渉にひとつの区切りがついた今こそがしかるべきタイミングである”と述べました。また、辞任を決断した理由として“党内に決定的な分断を生みかねない”との意を表明しています」(全国紙社会部記者)
石破首相は、同日に自身のX(旧ツイッター)でも辞任を発表。世間からは、《色々と心労はおありだったと思いますが、ひとまずお疲れ様でした》《できれば走りきっていただきたかった。残念です》など労いの声の一方で、《もっと早くに決断するべきだった》と“辞任が遅い”と非難する声もあがっている。
また、《辞めるべきは総理じゃなくて、裏金議員たちのほう》との声も相次ぐ中、さらにその振る舞いに批判が殺到しているのが麻生太郎氏だ。
「麻生氏は石破首相の辞任発表以前から、総裁選の前倒しを要求してきました。そもそも麻生氏と石破首相の因縁の深さは周知のこと。参院選の大敗でここぞとばかりに“石破おろし”に奔走しているのを見て、“傲慢”“卑劣”などと反感を覚えた国民もいるようです」(前出・社会部記者)
失言連発で「もう黙ってて」
麻生氏といえば、40年以上国会議員を務め、2008年には総理大臣も経験した“自民党随一の権力者”。しかし、彼はこれまでの政治人生の中で数々の失言を発し、国民からひんしゅくを買ってきた。例えば2024年、当時外務大臣を務めた上川陽子議員への発言。彼女に対して「そんなに美しい方とは言わんけども」「このおばさんやるねえ」など、褒めているのか貶しているのかわからない言葉を発して物議を醸した。

もちろん麻生氏の失言はこれだけでなく、数え切れない程にある。自らの失言癖を省みず、石破おろしに躍起になる麻生氏に世間からは、
《おじいちゃんもういい加減辞めたらいいのに》
《もう国会議員も定年制にしようよ。いつまでも老害がのさばってちゃ明るい政治なんてできないよ》
《麻生さんは口を開けばいらんことしか言わないから、もう黙ってて》
などのツッコミが集まっている。
石破首相の退陣で、総裁選へ向けて動き出した自民党。後任擁立に麻生氏もすでに動いていると思われるが、さらなる失言を重ねないよう気を付けていただきたい。