
日本時間9月3日、今シーズン46号ホームランを放った大谷翔平。ドジャース移籍後では通算100本目のアーチとなった。
ますますアメリカ人になってきている
「球団最速となる294試合目で100本塁打に到達しました。このホームランの打球の速度は120マイル(約193キロ)と、まさに弾丸。大谷選手のパワーのすごさを物語っています」(スポーツ紙記者、以下同)
9月6日には体調不良のチームメイトに代わり緊急登板するなど、今シーズンは二刀流としてチームに貢献中。そんな大谷の“あるジェスチャー”が話題になっている。
「8月28日のレッズ戦に投手として先発。2回にピンチを背負いましたが、連続三振で切り抜けると右手で銃のような形をつくり“バンッ”と撃ってベンチに戻ってきました。ドジャース専門メディア『ドジャース・ネーション』は《新しい大谷のセレブレーション》と紹介していました」

この大谷の動きに現地のファンからネット上で、
《日本だったらやらない》
《ショーヘイがアメリカ人になってきている》
と、ますます“アメリカナイズ”されてきていることを指摘していた。
「大谷選手は今年1月、全米野球記者協会ニューヨーク支部が主催する晩さん会にビデオメッセージで登場した際、真美子さんのことを“ビューティフルワイフ”と呼び、感謝を伝えていました。ホームランを打ち、ホームイン直前に左手の薬指にキスをするパフォーマンスをしたことも。また、エンゼルス時代のチームメイトであるマイク・トラウト選手と再会した際は力強いハグで挨拶したりするなど、コミュニケーションもアメリカ仕様になってきています」(在米ジャーナリスト)

大谷翔平が“アメリカ人化”していることは、女性目線でどう映っているか。芸能リポーターの川内天子さんに聞いた。
日本の野球人に対して刺激になる
「日本人はどちらかというと、あまり感情を表に出さない、武士道のようなものが称賛されていましたが、大谷選手は違います。自分が日本人とか、これまでの習慣や環境とかを取り払ったうえで、自分が求められていることに応えているのだと思います。なおかつ、それが大谷選手にとってやりたいことであるので、つくられたものではなくて、自然に見える。これまでの日本人になかったものを表現しているので、世界から注目を集めているのでしょう」
家族との関わりもこれまでの日本人のイメージとは違う。
「日本の野球選手はあまり家族のことは口に出して言わないですし、家族写真をSNSに投稿する人は少ないです。一方、アメリカでプレーをする選手は家族を大切にして写真を公開したりしています。“ビューティフルワイフ”と表現したり、真美子さんと赤ちゃんに手を添えた写真を投稿したり、大谷選手が積極的にやっていることは、日本の野球人に対しても刺激になるでしょう」(川内さん)
大谷のこうした行動は優勝争いが激化するドジャースにもいい影響をもたらすという。
「メジャーリーグではアメリカだけでなく、中南米やアジアからも多くの選手が集まり、活躍しています。トップ選手である大谷選手が現地の環境になじんで振る舞うことで人種や出身など関係なく、チームに一体感を持たせることができるでしょう」(前出・在米ジャーナリスト)
アメリカンなショーヘイが再び世界一へ導く。