保護猫団体への物資支援を報告した『もちまる日記』(YouTubeより)

 もはや何をしても、その評判は……。チャンネル登録者数200万人超えの猫系YouTubeチャンネル『もちまる日記』が、全国の保護猫団体におもちゃやフードの寄付を行ったことを明かした。しかし、ネット上の反応はさまざまだ。

『もちまる日記』は、猫の「もちまる」と「はなまる」の生活を、飼い主である「下僕」が発信しているYouTubeチャンネル。9月11日には、「全国の保護猫たちへ」という動画を公開した。

『もちまる日記』拭えない過去の“虐待”疑惑

 動画内で、保護猫団体への物資支援を報告した『もちまる日記』。チャンネルがプロデュースしているペット用おもちゃのほか、ペットフードや猫砂、ペットシーツなど、猫の飼育に必要な物資を寄付したという。今回は約1400匹分の猫の物資の支援を行ったとのことで、《日本中の困ってる猫たちが幸せになれるように1万匹を目標に団体さんと連携してこれからも継続的に支援していきたいと思っています》と、今後の展望も語られた。

 動画のコメント欄には、《幸せな猫ちゃんが増えますように》《保護猫支援の活動、素晴らしいです》というポジティブな声が寄せられている。しかし一方、ネット上では、

《まずは自分の猫たちを幸せにして》

《虐待じみた動画公開してる人がねえ…説得力ないわ》

《そもそも猫で儲けた金》

 など、辛辣な声が寄せられている。

約6年続いた毎日更新を終了し、不定期更新になることを発表した『もちまる日記』(YouTubeより)

「『もちまる日記』は、過去にたびたび“動物虐待”としてその動画内容が炎上を招いてきました。特に大炎上したのは、臆病なもちまるに“強炭酸水”を飲ませて驚かせた動画。それが原因かは不明なものの、その後にもちまるは体調不良で病院に搬送されています。また、もちまるは何度か脱水症状を起こしていて、これは強炭酸水で水に恐怖心を抱いてしまったのが原因ではないかとも。

 これまでに数回、活動を休止したことがある同チャンネルは、休止の理由をもちまるの治療のためとしていましたが、当時すぐに投稿を再開させたことも物議を醸しました。9月7日には、約6年続いた毎日更新を終了すると発表しましたが、結局は頻繁に動画投稿をするのではないかとの声もあります」(ペット情報誌ライター)

 過去の経緯を踏まえて、さまざまな声が寄せられている『もちまる日記』だが、今回行った物資支援は保護猫活動として間違いなく立派なものだろう。その行いが正しく評価されるためにも、不用意な投稿は避けてほしいもの――。