佳子さま

 9月も下旬に入ろうとしているが、まだまだ厳しい残暑が続いている。そんな中、鳥取県には早くも秋色の風が吹いていた――。

秋色全開の佳子さまコーデ

 秋篠宮家の次女・佳子さまは、9月13日から14日まで鳥取県を訪問された。13日の午前11時ごろ、『鳥取砂丘コナン空港』に到着されると、約150人の地元住民や観光客がお出迎え。歓声や拍手が起こる中、“秋色コーデ”に身を包まれた佳子さまは笑顔で手を振るなどして応じられた。

鳥取県に到着された佳子さま。鮮やかなピンクにブラウンを合わせた秋コーデ

「この日の佳子さまは鮮やかなピンク色が印象的なワンピースをお召しになっていました。明るい発色のワンピースに合わせていたのは、落ち着きのあるブラウンのジャケット。フォーマルさをプラスしつつも、鮮やかなピンクが引き立てられていましたね。さらに、バッグや靴などの小物はブラウンで統一。

 夏はライトグリーンやホワイトなど、淡い色のお召し物を着用されることの多かった佳子さまですが、この日は秋らしいブラウンを随所に忍ばせていて、“衣替えをなさったのかな”と感じさせる季節感のあるコーディネートでした」(ファッションジャーナリスト)

 翌日は、今回の鳥取県ご訪問の主な目的でもある『手話パフォーマンス甲子園』の開会式に臨まれた。全国の高校生が手話を取り入れた演劇やダンスなどの表現力を競う、年に1度の大会だ。

「佳子さまは2021年5月から『日本ろうあ連盟』の嘱託職員として勤務されています。手話の腕前は日常的に手話を使う人も驚くほどだそうで、手話に関する公務をライフワークとして、各地を回られているのです。今回の大会でも例年通り、手話を用いた開会の挨拶をや出場者や関係者との懇談に臨まれました」(皇室担当記者)

佳子さまならではの“気配り”

 この日の佳子さまのコーディネートは秋らしさの中に、“ある気配り”が垣間見えたという。

手話パフォーマンス甲子園に出席された佳子さま。濃紺のブラウスにグラデーションのスカートを合わせられた

「この日お召しになっていたシンプルなデザインのブラウスは手話をライフワークとされる佳子さまならではの気遣いが感じられました。手元が良く見える七分袖に加え、肩回りを動かしやすい肩にパットのないデザインのブラウスを選ばれたのは、開会式などで手話を用いることを意識されたからではないでしょうか。

 濃紺のブラウスに、合わせていたのは白地に青から黒へと裾にかけて大胆なグラデーションが広がるフレアスカート。全体的に深みのある落ち着いたカラーリングで、秋らしさも感じられました」(前出・ファッションジャーナリスト、以下同)

 すっかり夏から秋へと移り変わり、佳子さまのファッションにも季節感が漂っている。実は誰でも真似できる“佳子さま流・秋コーデ”のポイントがあるそう。

ポイントは“2色に統一すること”。ベースとなる色を1色、そして差し色を1色に絞ることで、コーディネート全体にまとまりが生まれ、清潔感とエレガントさが引き立ちます。秋らしさを演出するには、次の2点を抑えておけばいいでしょう。

 まず1つは上半身に深みのある色を取り入れること。佳子さまも鳥取ご訪問の際には、ブラウンのジャケットや濃紺のブラウスを選ばれていました。これだけでひと目で“秋らしい印象”を与えることができます。そしてもう1つは、“暗い色だけでまとめない”こと。小物やスカート、ワンピースなどに明るい色を加えることで、一気に華やかさが増すでしょう」

 “佳子さまコーデ”はプチプラファッションでも十分に再現可能だという。

「ファストファッションブランドの『ユニクロ』や『GU』には佳子さまが着用されていたようなシンプルなブラウスが定番で揃っています。

 また、スペイン発祥のファストファッションブランド『ZARA』なら青のグラデーションスカートのような印象的なデザインのお洋服が見つかります。仕上げに、バッグや靴の色を揃えると、より佳子さまらしい上品コーデが完成するでしょう」

 佳子さまのコーディネートは皇族らしい上品さがあるものの、堅すぎずオフィスやお出かけなどの日常シーンでも取り入れやすい。秋服のお買い物の際には“佳子さまコーデ”を意識してみては――。