BABYMETALのSU-METAL

 9月16日、音楽評論家・湯川れい子がXを更新。メタルダンスユニット『BABYMETAL』についてポストした内容が物議を醸している。

BABYMETALは「水商売」

 BABYMETALはボーカル・ダンス担当のSU-METAL、スクリーム・ダンス担当のMOAMETALとMOMOMETALからなる日本人女性3人組グループ。メタルサウンドとアイドル的要素を融合させた独自のスタイルで、海外からも高い評価を得ている。

「BABYMETALの人気は日本国内にとどまらず、世界へと広がっています。これまでも、ワールドツアーや海外の大型フェスに参加するなど、海外での認知度も高い彼女たち。8月8日にリリースされた4作目のアルバム『METAL FORTH』は、全米総合アルバムチャートで初登場9位を記録しました。これは、メンバー全員が日本人のグループとしては史上初、さらに日本語歌唱アルバムとしても史上初となるトップ10入りを果たしました」(音楽誌ライター)

 今回、湯川のXが注目されてしまったのは、9月15日に《今日はピーター・バラカンさんのミュージック・フィルム・フェスティバルにお招き頂いて、懐かしい、仲良しだった、今も元気なジャニス・イアンのお話をして来ました》と、ピーター・バラカン氏との写真を添えて投稿したのがきっかけ。音楽評論家のピーター・バラカン氏が2016年ごろに、BABYMETALについて、《あんなまがい物によって日本が評価されるなら世も末だと思います》と発言したとするポスト(現在は削除済み)に対して反応したことが発端となった。

 湯川は、当時ピーター・バラカン氏が発言したとされる内容に対して、《BABYMETLが好き、と公表している私にも、ピーター・バラカンさんの意見は良く分かります》と同意。《音楽的な実力でも、魅力でもありませんよね》《実にジェンダー的な、水商売的な評価》と投稿したのだ。この発言にファンが反応し、大炎上する事態に発展した。

湯川の“煽り投稿”

 直後に湯川は、《水商売と言う言い方は酷すぎましたね。ごめんなさい》と謝罪。しかし、これで終わっていればまだ良かったものの、すぐに《水商売は、広義では人気商売を指す言葉ですから、決して差別的な発言だとは思っておりません。私も、いはば水商売のひとりです》《ちょっと今日は線香花火に火をつけてしまったみたいですね》と煽るようなポストを投稿し、さらに炎上することとなった。

 これら一連の湯川の投稿に対してネットでは、

《水商売的ですねって失礼にも程がある》

《煽りスキル高すぎるだろ》

《例えの持っていき方が下手くそすぎる》

《そんな風に言ったらそら炎上するやろ》

 といった声が上がっている。

『BABYMETAL』についてポストした内容が物議を醸している音楽評論家・湯川れい子(Xより)

「今回の湯川さんの発言に対して、当然BABYMETALのファンは大激怒しています。しかし意外なことに、ファンの中にも《とても俯瞰的かつプロとして冷静に見ていると思う》《表現がいささか過激気味だけど、これくらいの方がいてもそれはそれで良いのでは》といった声もありました」(前出・音楽誌ライター)

 熱狂的なファンが多いBABYMETALだけに、ファンもこれだけ煽られれば引けないということもあるだろう。つけてしまった火は、いつ鎮火するのだろうか。