
歌手の中森明菜が12月にディナーショーを開催する。その詳細が9月17日に発表されたのだが、参加には高いハードルがあるようだ。ネット上で賛否両論を呼ぶ、その内容とは——。
明菜の“強気”な価格設定
2017年以来、約8年ぶりにディナーショーの開催を発表した中森。12月23日から25日までは『Chiristmas DINNER SHOW』として東京ドームホテルにて、同月29日と30日には『Year-end DINNER SHOW』としてザ・リッツ・カールトンホテル大阪にて行われる。
「これまで、芸能活動の休止と再開を繰り返してきた中森さんですが、デビュー40周年を迎えた2021年ごろから徐々に露出が増え、22年には新たに個人事務所を設立。今年4月には大分県で行われた野外音楽フェスに参加し、大きな話題となりました。近年は若い世代のあいだで昭和歌謡がブームになっており、音楽番組で中森さんの過去映像が流れることも珍しくありません。そんな中でのディナーショー発表とあって、ファンは盛り上がっていました」(芸能ライター)
日程と会場にあわせて、チケット代も発表に。中森の公式サイトを見ると、「最前列確約席」が95,000円、「一般席」が90,000円と案内されている。
「ディナーショーなので食事代が入っているのと、限定グッズもついてくるそうです。とはいえ、3万円から5万円で開催するのが一般的。参考として、中森さんと同時期にホテルニューオータニ大阪で行われる松田聖子さんのディナーショーは55,000円、昨年開催されたディナーショーの最高額は玉置浩二さんの65,000円でした。こうして並べてみると、中森さんの価格設定はかなり“強気”だといえます」(前出・芸能ライター)
明菜ファンは「当然の値段」
この価格設定に対して、ネット上にさまざまな反応が寄せられている。
《中森明菜のディナーショー、まあ値段が高い。ほかのアーティストの相場まで上がりそう》
《行きたいけど9万円はさすがに払えない。庶民でも楽しめるコンサートがあったらいいな》
《私は都内だからいいけど、遠征代プラスチケット代と考えたら結構するよね……》

高額なチケット代に驚く声がある一方で、中森のファンは、
《明菜ちゃんを間近で見れて、生歌・生声を聞けるならお金は全然惜しくない》
《デビュー当時からのファンです。チケット代は高くないと言ったら嘘になりますが、その価値は充分にあると思います》
《中森明菜ブランドを鑑みると当然の値段。会場の選び方もさすが明菜様という感じ》
と、納得している声が圧倒的に多い。
「次の開催があるのかわからない状況ですし、いくら払ってでも行きたいファンは少なくないでしょう。しかし、ファン以外からは《9万円のディナーショーって、やるほうがプレッシャーじゃない?》などと冷静な意見もあります。高額なチケット代を払ってでも会いに来るファンの期待を超えるのは、容易ではないでしょう」(スポーツ紙記者)
強気な価格設定は、中森の“気合い”の表れなのだろうか……。