
8月下旬、新宿二丁目にあるゲイクラブ“A”のオープン13周年記念イベントに、小泉今日子がゲストで出演することが告知された。
「会場は100人ほどが入れる広さで、裏口もありません。本当にキョンキョンが来るのかと二丁目界隈は騒然となっていました」(夕刊紙記者)
イベント当日の9月14日、オープンの30分前、クラブの前に長蛇の列ができていた。
「私はキョンキョンファンだけど、このクラブにもよく来ているの。だからこそ、今回のキョンキョンの出演告知にはビックリしてる。もしかして、二丁目でよくある小泉今日子のソックリさんで“大泉今日子”だったりして(笑)」(並んでいた40代の女性)
イベント開始から3時間ほどが経過したころ、小さなステージのカーテンが閉まり、会場内は緊張感に包まれた。
「ステージから離れている人たちも見られるように、前にいる人たちは座ってくださいというアナウンスがありました」(イベントに参加した50代の女性)
「写真撮影OK」の太っ腹
さらに、この日は「写真撮影OK」との許可も。ほどなくして曲のイントロが流れ、ステージのカーテンが開くと、正真正銘、本物の小泉今日子が登場! クラブの公式SNSでは、事前に歌ってほしい曲を募集しており、上位4曲を披露したという。
「ランキング4位は『夏のタイムマシーン』で、『水のルージュ』『Fade Out』『あなたに会えてよかった』と続きました。どの曲もファンは大興奮でしたが、特に『Fade Out』がランクインしたのがこのイベントっぽくてよかった」(イベントに来ていた50代の男性、以下同)

小泉はMC中、こんな本音を漏らしていたという。
「キョンキョンが“同世代の人が多そうだけど、こんな遅い時間まで大丈夫?”と客に向かって問いかけると、すかさず“眠いー!”と大歓声(笑)。キョンキョン自身も“いつもならとっくに寝ている時間で、明日も舞台の稽古があって、膨大な量のセリフで大変なのよ~”と言っていました」
『学園天国』に合わせてステージ上に
そして、イベントのラストではうれしいサプライズが。
「『あなたに会えてよかった』を歌った後、“せっかくだから盛り上がる曲やりますか?”と言って『学園天国』を歌ってくれました。ステージの上にはドラァグクイーンたちも勢ぞろいで大盛り上がりでしたよ」
そんな中で、ちょっとしたハプニングがあったそう。
「途中、キョンキョンが歌うタイミングを間違えたり、歌詞を忘れたり(笑)。そんな姿にも“カワイイ~”との声が上がっていました。歌い終わった後は“みなさん(ドラァグクイーン)が来てくれたから空気が薄いのよ(笑)”とユーモア抜群で会場の笑いを誘っていました」
こうして行われたキョンキョンのライブは新宿二丁目の新しい伝説となった─。