2025年9月17日に2年連続シーズン50本塁打に到達した大谷翔平/共同通信

 日本時間9月21日のジャイアンツ戦に先発出場し、6回の第4打席で第53号ホームランを放った大谷翔平。

イチロー氏も山本由伸も自宅に強盗

「9月17日のフィラデルフィア・フィリーズ戦では、2年連続となる50本塁打を達成していました。メジャーリーグ史上6人目で、ベーブ・ルースらに並ぶ記録。17日の試合は投手としても登板し、本塁打王争いをしているシュワーバー選手を抑えるなど、5回を投げて1本のヒットも許さず、三振も5個奪いました。これで今季の奪三振数が54個に到達。1シーズンで打者として50本塁打、投手として50個の三振を奪う“50-50”をメジャーリーグ史上初めて達成しました」(スポーツ紙記者、以下同)

 ドジャースは13年連続となるポストシーズン進出を決めた。いよいよワールドシリーズ連覇をかけた戦いへと向かう。大谷は二刀流としてフル回転となりそうだ。

「短期決戦となるポストシーズンでは、レギュラーシーズンとは違う戦い方となります。ここまで大谷選手は投手では先発として起用されていますが、2023年のWBC決勝のアメリカ戦のように試合の最後を締めくくる“守護神”を任せられる可能性もあります。さらに中継ぎ投手として投げ、投手としてマウンドから降りた後に、外野手として守備につくことも考えられます。大谷選手は“どんな状況になったとしてもしっかりと対応できる準備をしたい”と決意を語っています」

“ヒリヒリする9月”を過ごしているが、グラウンド外では穏やかではないことが起こっていた。

2月にイチロー氏のシアトルにある自宅に強盗が侵入していたことが判明しました。イチロー氏は留守でしたが、妻の弓子さんは在宅。犯人は弓子さんのいる寝室に押し入ろうと、ドアの隙間から催涙スプレーを噴射しましたが、必死にドアを押し返して侵入を防いだそうです」(現地メディア関係者、以下同)

 大谷の家も強盗のターゲットにされる可能性がある。

7月には山本由伸投手のロサンゼルスの自宅が遠征中に強盗未遂にあっています。アメリカではスポーツ選手の家への強盗が相次いでおり、遠征中や試合中を狙っての犯行のようです。子どもが生まれたばかりの大谷選手も気がかりでしょう」

2025年1月に大谷翔平と真美子さんが参加した着工式の写真、不動産会社HPに掲載されていたが現在は削除済み

 留守中の自宅も気になるが、別荘を巡って巻き込まれたトラブルにも進展があった。

真美子さんの動画が消された

「大谷選手と代理人のネズ・バレロ氏が、ハワイの不動産開発を巡っての訴訟の“棄却申し立て”を行いました。大谷選手が広告塔を務め、自身も購入したハワイの高級住宅開発に関して、開発業者の2人が大谷選手の知名度を利用したバレロ氏の圧力によって不当にプロジェクトから排除されたとして、8月に大谷選手とバレロ氏に対して訴訟を起こしました。今回の申し立てで大谷選手側の弁護士は、原告について“大谷の承認もなく、正当な対価も支払わずに自己利益を優先した”と主張しています」(現地メディア関係者)

 不動産開発会社のホームページには当初、大谷や真美子さんが参加した、1月に行われた着工式の写真などが掲載されていたが、現在は削除されている。

 このほかにも“ある動画”が消されていた。

「7月16日に行われたオールスターゲーム前のレッドカーペットに、大谷選手は真美子さんと登場しました。その真美子さんをヘアセットしているときの動画を、担当した女性美容師が自身のSNSに投稿していました。ところが、いつの間にか削除されていたんです。大谷選手側から何らかの要請があったのかもしれません」(在米ジャーナリスト、以下同)

2025年7月のレッドカーペットで、事前に大谷翔平の妻・真美子さんをヘアセットする動画。美容師のSNSに投稿されていたが現在は削除済み

 徹底してリスクを回避するのは、やはり家族を守るため。

「大谷選手はインスタグラムに愛犬のデコピンをしばしば投稿していますが、その際には自宅が特定されないように細心の注意を払っているようです。現地のメディアに対しても、大谷選手の家族には“規制”が。真美子さんは出産後、娘を連れてドジャースタジアムに観戦に来ていますが、写真は撮らないようにと報道陣にお達しが出ています。娘はまだ公開していませんが、自分のベストなタイミングでと考えているのでしょう。もしかしたらワールドシリーズを連覇したときにお披露目するつもりかもしれません」

 世界的スターは野球にも家族にも、そうとうな覚悟で向き合っている。