
ラッパーのSKY-HIが代表を務める音楽レーベル兼マネジメント会社のBMSGが主催する5周年記念イベント『BMSG STREET GALLERY』が、9月17日から23日まで渋谷で開催された。ところが期間中、来場者を驚かせる出来事が続いた。
盗難被害が相次いだイベント
「イベントは街全体を舞台にした大がかりなもので、BMSGの5年間の歩みをたどれる都市型イベントでした。ところが、その展示の目玉のひとつである特別ポスターが短期間で2度も盗難被害に遭ったのです。ポスターは黒一色の中にフラッシュを当てるとアーティストの姿が浮かび上がる仕掛けが施されていて、BMSGの理念のひとつである『光を当てれば才能は何度だって輝く』というコンセプトを具現化したものです」(芸能ジャーナリスト、以下同)
ネット上では1週間ほど前から7人組ボーイズグループ『BE:FIRST』のSHUNTOのポスターがないことを嘆く声が相次いでいたのだが、9月20日に公式Xが《一部ポスターの再掲出が完了いたしました》と投稿。
「再掲出が行われたことで、事務所の迅速な対応には感謝の声が聞かれたのですが、23日に再び同様の被害が発生してしまいました。今度は7人組ガールズグループ『HANA』のYURIのポスターが紛失し、主催側は《期間中の再掲出は困難》《盗難の可能性も含め原因の調査を進めてまいります》と発表しました。紛失が判明したのが最終日の23日だったので、ポスターの用意にはさすがに間に合わなかったのでしょう」
被害が相次いだことで、X上には次のような声が寄せられた。
《このような事が二度とないことを願います》
《原因調査と今後の改善に真摯に取り組んでくださるとのこと、安心材料にもなりますね》
今後、BMSGが取るべき対策について芸能プロ関係者は以下のように指摘する。
「1週間も経たない間に2度の盗難が発生したことは今後同様のイベントの開催に影響を与えかねません。やはり防犯カメラの設置やスタッフを増員させるなど、事務所側が対応を強化していくしかありません。また、参加者への注意喚起の徹底も必要です。今回のポスター盗難の“犯人”は現時点では明らかになっていませんが、場合によってはBMSGファンの“マナーの悪さ”が取り沙汰されかねません」
BMSGは『BE:FIRST』をはじめ次世代アーティストが所属し、今月末には東京・お台場でフェスの開催も控えている。今回の教訓が今後のイベント運営にどう生かされるかが注目されている。