政策を訴える小川晶市長(公式HPより)

 自身の学歴詐称疑惑で市民を混乱に陥れている静岡県伊東市・田久保眞紀市長(55)に続き、またもや女性首長による“疑惑”が発覚した。

 9月24日に『NEWSポストセブン』が報じたのは、群馬県前橋市の小川晶市長(42)による不倫疑惑。なんでも部下である市役所幹部の男性と、2025年7月から計9回にわたってホテルを利用したという。

 利用時間は「休憩3時間」とのホテル密会だが、問題は、独身である小川市長に対して男性幹部は妻帯者。つまりは不倫関係を疑われたのだ。

 ポストセブンの取材にホテル利用は認めるも、あくまでも《仕事に関する相談や打ち合わせに乗ってもらっていました。》としつつ、《男女としての一線は超えてはおりません》とラブホでの男女関係を否定した小川市長。

 つまりはどこかで聞いた「一線は越えていない」の主張を押し通すようだ。

今井絵理子も「一線超えていない」

 2025年4月に永野芽郁との不倫疑惑をキャッチされ、彼女の自宅に滞在しながらも「男女関係はない」と否定した田中圭。芸能人の言い訳として耳にするフレーズだが、“代議士”である政治家の言葉としてはお粗末と言いたくなる。

 思い返されるのが2017年7月、当時は神戸市議だった橋本健氏(45)との不倫関係を疑われた、自民党・今井絵理子参議院議員は“略奪不倫”を否定し、やはり強調したのが「一線を越えてていない」。2018年10月、今井議員は橋本氏との交際を公表した。

 ポストセブン報道と同日、臨時の記者会見を開いた小川市長だが「主張」はやはり変わらなかった。「誤解を招く軽率な行動」と騒動を謝罪して反省の意を述べるも、ここでも訴えたのは「男女の関係はない」と“無罪”とする弁護

政策を訴える小川晶市長(公式HPより)

 しかし会見では、そんな“弁護”にツッコミを入れるかのように報道陣から的確な質問が投げかけられた。

「離婚訴訟などでは、ホテルで密会して“男女関係はなかった”と言っても通らない。法曹界出身者として脇が甘すぎないか」

記者の「通らない」の質問に力無く

 2011年に政界入りするまで、特に家庭問題を専門とする弁護士職に努めていた小川市長。公式HPに掲載する政策チラシにも《弁護士として》と、《人権と暮らしを守り自分らしく大切に!》との“市民に寄り添う”政策を掲げている。

 仮に、彼女が弁護士として「不倫問題」の依頼を受けた際、依頼人へのアドバイス、そして法廷でも「一線は越えていない」と弁護するのだろうか。記者の質問に、

「ただただ、申し訳ないと言うしかありません」

 それ以上の自己弁護をやめて頭を下げるしかなかった小川市長。

 今後、“人権と暮らし”を踏みにじられたとして、幹部男性の妻から不貞行為を訴えられた時にはやはり「一線は越えていない」と無罪を主張するのだろうか。