滝川クリステル

 自民党総裁選を前に、元法相の河井克行氏が読売テレビ『そこまで言って委員会NP』で放った軽口がネット上で大きな反発を呼んでいる。

総裁選に言及した河井克行氏

 河井元法相は、2019年7月に行われた参議院議員選挙の広島県選挙区において、妻のあんり氏を当選させるため地方議員100人に現金を配ったとして2021年に買収罪が確定し、服役。同じく執行猶予付きの有罪判決を受けた、あんり氏と夫妻で番組に共演していた。

河井案里

「番組内で“自民党総裁には誰がふさわしいか”がを問われた河井氏は、“(有罪判決を受けた)私が名前を出すと(その人の)迷惑になる”と慎重な姿勢を取っていました。しかし、共演者のさらなる追求を受け、最後には“しいていえば滝川クリステルのファーストレディーは見てみたい”と発言。これが波紋を広げました」(全国紙政治部記者)

 ネット上では、

《ミーハーすぎる》
《元議員の回答が軽すぎる》
《政策より話題性を優先か》
《ファーストレディーで総理を決めるのか》

 などと批判が噴出。ほかにも過去の買収事件に触れる声もあった。

 また、思わぬ“もらい事故”になったのが滝川クリステル氏だ。河井氏への批判とあわせて、

《それだけは勘弁》
《見たくありません》
《それは世界に恥をさらすことに》

 といったコメントとともに批判を受ける始末。

「小泉進次郎さんとの結婚発表を首相官邸で行った際に、“すでにファーストレディー気取り”と揶揄された過去もあり、彼女がファーストレディーになることへの拒否感を抱いている人が多いようです。クリステルさん自身は、政治とは距離を置くことを発表しているだけに、今回の河井氏の発言はいい迷惑だったかもしれませんね」(前出・全国紙政治部記者)

 軽いジョークのつもりだったかもしれないが、総裁選の行方や自民党支持層の受け止め方にも影響を与える可能性がある。しかしここに来て飛び出した、小泉陣営のステマ指示報道。滝川クリステルのファーストレディー姿は、遠のいたかもしれない。