中島健人

 9月14日に台湾で行われた中島健人のライブ会場で、日本人ファンが公文書を偽造し、現地警察に連行されるという事案が発覚。25日、STARTO ENTERTAINMENTが声明を発表し、ファンへのマナー徹底を呼びかけた。

公的書類を偽造した日本人

 STARTO ENTERTAINMENTは、「ファンの皆さまへのご注意とお願い」と題した文章を公開。今回の事案を報告した上で、「公文書を偽造する行為は、各国・地域の刑罰法規により処罰対象とされている重大な犯罪行為です。本件は台湾の法律に基づき罪に問われており、現地報道でも大きく取り上げられました」と、台湾でも物議を醸したことを明かした。

 さらに、「このような違法行為が、タレントやファン全体に深い失望を与えるだけでなく、行為者本人の人生に取り返しのつかない深刻な影響を及ぼします」と危惧。「国際的な信用問題にまで発展しかねず、断じて許されるものではありません」と怒りをあらわにした。

「今回の事案を受けて、事務所側は改めてファンへのルール徹底を懇願。チケットの購入や会場への入場は、必ず正規の方法を使用することや、本人確認証明書の携行をお願いする文言も記載されていました。そんな驚きの事案の発表はSNSでも拡散され、ファンの間でも、驚きと怒りの声が上がっています」(芸能ジャーナリスト、以下同)

 STARTO ENTERTAINMENTの公式Xには、すでに1万件近くのリポストが集まった。その中でも多く聞かれたのは、一部ファンによって秩序を乱された怒りだった。

《最低。きちんとしたルール、マナーを守れんやつはファンじゃない》
《治安のいい界隈を一部の人の行為で荒らされたこと、本当に許せない》

 また、事務所に対して本人確認の徹底を懇願するファンの声も。

「2023年に事務所が再建されてから、チケット購入に関する不正や高額転売などに対して、厳粛な対策を行ってきました。特に2025年6月には、チケットを安全に再販できる公式リセールサービスを導入するなど新たな試みも実施。不正への対策が強化されている中、今回の公文書偽造という悪質さにはファンはもちろん、事務所としても落胆の思いでしょう」

 ファンから事務所に対して声が上がるのは、完全とはとても言えないライブ会場での対策不足を目の当たりにしているからでもあるという。

「ライブ会場では、現在、入場時にランダムに本人確認が行われていることがほとんど。一部のファンは“自分が当たるわけない”という軽い気持ちで転売チケットで入場するなど不正を行っている現状もあるようです。事務所の規制が強化される中、全員の本人確認を徹底してほしいという声は以前から多数上がっていました。今回の行き過ぎた騒動でファンはこれまで以上に声を大にして事務所に訴えかけているのです」

 まだまだ課題が山積みのSTARTO ENTERTAINMENT。タレントやファンを守るためにも迅速な対応が求められている。