愛子さま

 9月23日、心地よい秋晴れの中、東京都のJRA馬事公苑では『愛馬の日』のイベントが行われ、天皇家の長女である愛子さまが臨席された。

母娘の絆が表れるスタイリング

「『愛馬の日』は若い人々に馬の魅力を発信したいという思いからJRAが毎年秋分の日に開いているイベントです。開催50回目の節目を迎えた今回、動物がお好きな愛子さまにぜひご出席をという要望があり、実現に至ったのだそう。

 当日はパリオリンピックで銅メダルを獲得した総合馬術団体チーム“初老ジャパン"のメンバー、戸本一真選手とも懇談され、ご家族でパリ五輪を観戦したことを伝えられました」(皇室担当記者)

9月12日、長崎空港に到着された雅子さま。千鳥柄のジャケットと濃紺のインナーを合わせられていた

 この日の愛子さまは千鳥柄のワンピースに濃紺のジャケットを合わせたスタイルでお出まし。このスタイリングには雅子さまとの母娘の絆が垣間見えるという。

「9月12日、両陛下と愛子さまは戦没者の慰霊のため長崎県を訪問されました。この日の雅子さまは艶のある濃紺のインナーに千鳥柄のジャケットを合わせた秋らしいスタイリングで、今回の愛子さまとほとんど同じ組み合わせだったのです。おふたりが公務の場で柄物を着用されるのは珍しいこと。

 お住まいで“秋だから千鳥柄なんてどう?”とお話をされたり、先日の雅子さまのファッションを“素敵”と思われた愛子さまがお手本にされたりといった裏側があったのかもしれません。おふたりのシミラールックからは親子仲のよさが伝わります」(ファッションジャーナリスト、以下同)

佳子さまの着回しをお手本に!?

 今回、愛子さまが着用された千鳥柄のワンピースは、2年前にも着用された1着だ。

「2023年8月、まだ学習院大学在学中だった愛子さまが都内で開かれたビオラのコンサートをご両親と鑑賞されたことがありました。『愛馬の日』のイベントで着用されたワンピースはこの日に着用されたものと同じものです。

 ビオラコンサートの時は白いジャケットを合わせていましたが、今回はより大人っぽい濃紺のジャケットを着用されていましたね。同じワンピースでもジャケットの色味や小物を変えることで印象がガラッと変わり、愛子さまの着回しセンスの高さが伺えました」

手話パフォーマンス甲子園に出席された佳子さま。濃紺のブラウスにグラデーションのスカートを合わせられた

 この着回しのセンスは従姉である佳子さまのファッションを参考にされたものかもしれないという。

「佳子さまは9月15日、鳥取県で開かれた『手話パフォーマンス甲子園』に臨席した際、白地に青いグラデーションがかかったプリントスカートをお召しになっていました。実はこのスカート、今年7月にブラジルを訪問された際も着用された1着なのです。

 ブラジルではスカートとセットで販売されている同じ柄のトップスを合わせていましたが、鳥取ではトップスを濃紺のブラウスに変えられていました。セットアップをセパレイトで活用される佳子さまの着回し術からは“以前も着用されていた”と思わせない工夫があり、ファッションセンスの高さに驚かされました。

 愛子さまは昔から佳子さまに憧れ、髪型やファッションをお手本にされることがあったと言います。着回しのテクニックについても、佳子さまを参考にされているのかもしれませんね」

 母娘の絆と従妹譲りのセンスが光った『愛馬の日』の愛子さまのコーデ。着回しの創意工夫は、皇室が大切にする“質素倹約”精神の表れだろう――。