
NHK連続テレビ小説『あんぱん』の最終話が、26日に放送された。のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠)夫婦の物語が幕を閉じ、感動の声が相次いでいる。
そんななか、前日の放送で八木(妻夫木聡)から蘭子(河合優実)へのプロポーズという「映画のような」妻夫木と河合の名演技があった。
『あんぱん』八木と蘭子の結末は
《八木からもらった手作りのバースデーカードを開いて、驚く蘭子… 「帰ってきたら、考えてくれ」 「…はい」》
ふたりとも直接は口に出さないが、言葉にせずとも思いは通じる名演技に視聴者からは、
《八木さんらしい告白 蘭子さんらしいお返事 熟練男女の純愛 いいですね どうぞお幸せに》
《八木さん洒落たことしてるな〜返事を急かさないし蘭子もそれを分かってるし、お互いが距離感分かってていいな》
《八木が蘭子にバースデーカード なんとリング プロポーズか 遅いよ 傘のシーンでやらなきゃ》
などと、待ってましたとばかりの大反響。また、映画のようなふたりのシーンに、
《ずっと思ってたけど八木さんと蘭子のシーンだけ映画のよう》
《八木さんと蘭子のシーンやっぱり朝ドラ感ないな。 フジ木10あたりで2人の物語を見たい(笑)》
という声も。一方で、最終回では“悲劇”も心配されていた。
「妻夫木さんと河合さんはどちらも優れた映画俳優。ふたりのシーンは、のぶと嵩の明るく元気な世界観とは質が違って映画的です。中園ミホさんも向田邦子さんを意識したと話していましたが、このふたりだから作りだせる世界です」(朝ドラウォッチャー)
向田邦子さんの飛行機事故
向田邦子さんといえば、目立ったのは、
《蘭子さん向田邦子モデルだったら海外に飛行機取材はヤバいだろ。 しかも八木のあの台詞… ラストで悲劇があるわきゃないだろうけど…》
《不安でたまらん 無事に帰ってきて八木っちと結婚してくれ》
「脚本家の向田邦子さんは、1981年8月22日に台湾で取材旅行中に飛行機事故で亡くなりました。『あ・うん』『寺内貫太郎一家』など数々の名作ドラマを書かれていたので訃報が流れたときは衝撃でしたね」(朝ドラウォッチャー)
ドラマ好きの『あんぱん』視聴者にはどうしても悲劇がちらついてしまったようだが、最終回では、八木と蘭子の結末には触れられることがなかった。

しかし、視聴者からは、
《八木と蘭子はどうなった?》
《八木と蘭子のその後がないやんけ》
《蘭子と八木さんだけ違う良質の映画みたいだったからスピンオフというか、この二人の映画欲しい》
《蘭子さんと八木さんは、その後、熟年結婚されたのでしょうね》
「『あんぱん』は今後もスピンオフが用意されていると聞きますから。もしかしたら2人の今後についてもなにかあるかもしれません」(広告代理店関係者)
蘭子と八木のすてきなストーリー、まだまだ見せてほしい。