小泉進次郎農林水産大臣

 9月22日の自民党総裁選告示から数日、10月4日の投開票に向けて日々奔走する立候補者たち。そんな中、立候補者のひとり・小泉進次郎農林水産大臣の“ステマ疑惑”が『週刊文春』で報じられ波紋を呼んでいる。

小泉進次郎陣営の“やらせコメント”

「文春が報じた疑惑は、小泉陣営の選挙対策委員で“総務・広報”として進次郎氏の総裁選を支援している牧島かれん議員が、関係者へ進次郎氏を称賛する“やらせコメント”を配信動画へ書き込むようメールで指示していたというものです。

 コメント例として、《総裁間違いなし》や《あの石破さんを説得できたのスゴい》などの文言も羅列されていたとのこと。牧島議員は、岸田内閣時にデジタル大臣を務めていた経験があります。皮肉にもそのスキルを生かしてか、かなり本気で印象操作を行おうとしたようですね」(全国紙社会部記者)

 コメント例の中には、最大のライバルと目されている高市早苗前経済安全保障担当大臣を指していると思われる、ネガティブな内容のものもあったという。文春によると、小泉陣営で事務局長代理を務める小林史明議員は疑惑を大筋で認めているとのことだ。

 やらせコメントを書き込むよう指示した牧島議員は、文春の記事が出る直前の9月23日以降、Xのコメント欄を閉鎖。しかし、閉鎖以前に投稿したポストにはリプライが可能とあって、ステマ疑惑について説明を求める声や批判の声が殺到している。

妻の滝川クリステルにも国民懇願

 そして、もちろんその矛先は進次郎本人にも。ただし、もはやただの罵詈雑言というより、

《これ以上日本が悪化してほしくありません。どうか総理大臣にならないでください》

《お願いだから、日本のために総裁選は辞退して欲しい》

《あなたが総理になれば将来が不安すぎる。本当に日本を思うなら辞退を》

 と、国民は全身全霊での説得モードとなっている。さらに……。

小泉進次郎と滝川クリステル

「進次郎氏の妻・滝川クリステルさんへも国民の“お願い”は波及しています。滝川さんは政治活動にいっさい関与していませんが、自身の活動に関しての投稿をインスタグラムにアップしています。そこへも、《旦那を辞退させて》《お願いだから出馬辞退するよう説得して下さい》などと、必死の懇願が集まっています」(前出・社会部記者)

「立て直す。国民の声とともに」をスローガンに掲げ、総裁選に挑んでいる進次郎。国民からは立て直すどころか総スカンを食らってしまったようだが、ここから巻き返す術はあるのか――。