
9月25日(日本時間26日)に行われたダイヤモンドバックス戦に8対0で勝利し、4年連続地区優勝を決めたMLBのロサンゼルス・ドジャース。日本人選手も、この優勝に大きく貢献した。
メジャー復帰戦で活躍した佐々木朗希
この日、先発としてマウンドに上がった山本由伸は6イニングを投げて4安打無失点に抑え、チームに勝利をもたらす流れを作った。山本は今シーズン12勝目を挙げ、シーズン200奪三振という記録も達成。日本人投手では7人目の快挙となった。
投手陣だけでなく、ドジャースは打撃も好調。1番・DHで先発出場した大谷翔平は、第3打席で4試合ぶりとなる54号ホームランを放ちチームに貢献。この一打で、2年連続3度目のシーズン100打点を記録した。
「この日は、大谷選手のほかに、フリーマン選手が2本、バヘス選手が1本と計4本のホームランが出て、11安打8得点と打線が爆発していました。投手陣も、山本選手をはじめスコット選手、クレイン選手、バンダ選手と4人で相手打線を封じています。がっちりと投打が噛み合い、快勝で地区優勝を決めたといえるでしょう」(スポーツライター)
優勝の喜びを分かち合い、次はポストシーズンに向かうドジャースだが、ここで注目されているのが佐々木朗希だ。優勝を決めた前日、9月24日(日本時間25日)の試合でメジャー復帰を果たし、優勝マジック1となる勝利に貢献した。
ロバーツ監督も「まるで別人」
佐々木は崩壊したブルペンを支えるべく、2点リードで迎えた7回にリリーフで登場。佐々木にとって、日米通じてキャリア初となるリリーフ登板となった。結果、1回無安打無失点、2奪三振と好投し、最速160.6キロを計測。好調ぶりをアピールした。
「ドジャース内でもブルペン陣が危機的状況にあるなか、今回の佐々木投手の活躍は、デーブ・ロバーツ監督も絶賛していました。監督は《まるで別人だった》《彼に賭けることに自信を持っている》と期待を込めた言葉を送っています。米スポーツ専門局『FOXスポーツ』のアナリストを務めるベン・バーランダー氏も《プレーオフのXファクターを見つけた》とコメントしており、今後、佐々木投手への注目度が高まることが予想されます」(前出・スポーツライター)

佐々木のメジャー復帰とリリーフ登板での活躍に、日本のSNSでは、
《自信に満ちた投球を披露する佐々木投手をようやく見れた!》
《こんな姿が見たかったんだよ》
《佐々木が見事に復活してめちゃくちゃ嬉しい》
《ピッチングフォームも躍動感があっていいね!》
など、喜びの声が上がっている。
佐々木はメジャー移籍後まもなく、右肩のインピンジメント症候群と診断され、負傷者リストに登録された。復帰後もなかなか結果が出ず、“期待外れ”と称されることもあったが、一転して“救世主”に。果たして、ポストシーズンでも活躍を見せることはできるか。