
動画配信サービス『ニコニコ動画』にて、自身が優位になるようなコメントや、高市早苗氏(64)を攻撃するかのようなコメント投稿を指示したとする小泉進次郎(44)陣営による“ステマ”騒動。
今度は、とある「アンケート」でのステマ疑惑がSNS上で指摘されている。問題視されたのは神奈川県・川崎市議会議員の嶋崎嘉夫氏(60)による【自民党川崎市連として、JR川崎駅で総裁選アンケートを行いました。】とのX・インスタグラム投稿。
「総裁選挙」のぼり旗とともに、嶋崎市議らが手に掲げたのは「あなたが選ぶリーダーは?」と記されたボード。10月4日に実施される自民党総裁選挙に立候補した小林鷹之氏(50)、茂木敏充氏(69)、林芳正氏(64)、高市氏、進次郎氏の顔写真と名前が並んだ、横の空欄に「◯シール」を貼っていくアンケートボードだ。
他にも「あなたの重点政策は?」との、同スタイルでのアンケートも並行して実施したようで、こちらには市民の意見が反映されたのだろう、「物価・賃上げ等の経済対策」「外交・安全保障対策」に多くのシールが貼られている。
ところが“実施後”であるはずが、嶋崎市議が手にする「あなたが選ぶリーダーは?」の方はシールが貼られておらず、“白紙”のままであることに違和感を覚える。こちらはアンケート調査をする前だったのか。
すると間もなく、もう1枚の画像が一般ユーザーのアカウントでSNS投稿、拡散された。こちらは嶋崎市議が写っていないものの、「あなたが選ぶリーダーは?」アンケートボード実施後と思われる画像。こちらは市民の回答であるシールが貼られている。
アンケートの結果、高市氏と小泉氏は

結果は小林氏2票、茂木氏1票、林氏4票、高市氏62票、そして進次郎氏26票(他の投稿画像ではプラス数票)。この画像がいたずらや作為的なものでなければ、川崎市民は高市氏を選んだことになるのだが、嶋崎市議はこの結果をなぜSNSで示さなかったのだろうか。
そんな嶋崎市議がXのトップページに使用しているのは、進次郎氏と笑顔を並べたツーショット。公式HPには、進次郎氏の父である小泉純一郎元首相との親しげな写真も掲載されている。
またアンケートボードの下記には、今回の街頭調査の責任者だろうか「自民党10区支部長 田中和徳」とある。神奈川が地盤の進次郎氏と同じ「かながわ自民党」役員であり、総裁選でも推薦人として名を連ねる神奈川10区の衆議院議員・田中和徳氏(75)、その人だ。
仮に、進次郎氏の“地元”で敗戦した事実を国民に知られたくない意図があって、わざわざ白紙アンケートの画像を投稿したのならば、こちらも陣営による印象操作、“ステマ”と疑われてもやむなしに思えるがーー。