
何やら、フワちゃんに関する話題が散見されるようになったが、フワちゃん復帰の布石なのか……。
“みちょぱ”こと、池田美憂の発言が波紋を広げている。9月21日、みちょぱは自身がMCを務めるラジオ番組『#みちょパラ』(ニッポン放送)で、「じゃあフワ帰ってこいよ、お願いだから。私に(批判が)来るんだったら(笑)。いや、でも(今まで)フワがその役割やってたんだなと思ったら、ありがとうございましたですね」と、フワちゃんに復帰を懇願するような発言をした。
動き出したフワちゃんの周囲
なぜ彼女がこんなことを言い出したのかというと、9月6日に放送された『有吉の夏休み2025密着77時間』(フジテレビ系)で、活動休止中のフワちゃんに代わり、野呂佳代が新メンバーとして加わったのだが、彼女に対し有吉弘行らが“体型いじり”を繰り返した。しかし、みちょぱはそれを止めることもせず笑ってやり過ごしていたため、SNSで批判的な声が多数上がることになり、それがネットニュースでも報じられて話題になっていた。
みちょぱはこの件について触れ、批判されたことは気にしてないとしながらも、「なんだよ、フワがいないからって……。フワって言っちゃった。いっか、別に(笑)。隠してるわけじゃないから。前まで“例のあの人”って言ってたのに」と語った。
かくして前述のようにフワちゃんに復帰を促したわけだが、フワちゃんがいないと自分が叩かれ役になってしまうから戻ってきてほしいという、身勝手な理由に呆れてしまった人は多い。フワちゃんの存在に関係なく、自分のしたことが不適切であったことに気がついていない彼女に、さらなる批判の声が上がることになってしまった。
昨年の8月、フワちゃんがXで不適切な投稿をして大炎上し、活動休止を発表してから1年がたった。本人はXの有料サブスクリプションサービスで「色々ゆっくり考えています」などと投稿しており、具体的な話は聞こえてこないものの、復帰の意思を示している。
そんなことから、仲が良かったお笑い芸人がフワちゃんの写真をSNSに投稿するなど、周りも動き始めているようだ。そして、公私にわたって親交が深く“盟友”と言われている指原莉乃は、騒動後、沈黙を守っていたのだが、8月21日に自身のYouTubeチャンネルを更新。そこでついに、フワちゃんの名前を口にした。コメント欄には、フワちゃんのファンから好意的なコメントが寄せられていた。
フワちゃんは「テレビには出せない人」
また、9月3日に放送された『人間研究所~かわいいホモサピ大集合!!~』(日本テレビ系)で、伸び悩むテレビ番組の打開策として、元テレビ東京のプロデューサー・佐久間宜行氏が、やらかした人”や“普通だったらテレビに出られない人”を声だけで出演させることを提案。すると、出演していた伊集院光は「フワちゃんだよ、フワちゃん。フワちゃん呼ぼうぜ。フワちゃんが動物で出てたらさぁ、絶対話題になるって」と話し、画面には《※フワちゃん、いつでもお待ちしています》というテロップまで出た。
フワちゃんの復帰が近いのか……と思わざるを得ない状況だが、実際のところはどうなのか。民放でバラエティー番組を担当するプロデューサーに聞いてみた。

「結論から言うと、無理でしょう。理由はいろいろありますが、簡単に言うと、“テレビには向いてない人”だからです。彼女の持ち芸というかキャラは“失礼な奴”です。これまでもタメ口や上から目線のキャラを売りにしていたタレントはいましたが、その多くはあくまでキャラであって、わきまえなければならないところはわきまえ、失礼のさじ加減をちゃんとわかっていました。しかし、フワちゃんはキャラでなく“素”であって、失礼も度を超すことがたびたびありました。
彼女に注意するべきかどうか悩ましいところでもありましたが、その予定調和でない破天荒なところが面白くてウケていたのでね。もともとユーチューバーでしたから、ネットの世界では許されてもテレビでは許されないことが多い。大人なのでわかっていると思っていたのですが……。共演したことがある人たち、特に年配の人たちは、表立って口にはしませんが彼女に嫌悪感を抱く人もいました。視聴者もそうですが、もともと“潜在的アンチ”が多く、騒動をきっかけに一気に表に出てきた形です」
また、テレビでフワちゃんの名前が出てくるようになったことについて、
「普通は“観測気球”の意味合いがあり、局同士の様子見というところなんですが、フワちゃんに関しては違うと思います。企画会議で名前が出ることはないですし、キャスティングで名前が上がることも現状ありませんから、ただのシャレでしょう。もはや“フワちゃん”という単語がギャグになっているのでは」(同)
仲間たちがどんなに望んでも、テレビ復帰はまだまだ絶望的なようだ。