
学歴詐称問題や市議会解散で揺れる静岡県伊東市。9月29日には定例記者会見が開かれたが、渦中の田久保眞紀市長が定めた要領が物議を醸している。
田久保市長の“卒業証書”
その要領とは、市長に最終学歴の卒業証明書や職歴証明書の提出を義務付けるというもの。10月1日より施行され、今後市長となる人は就任21日以内に対象の文書を提出しないといけない。
「とはいえ、発案者の田久保市長自身の“卒業証書詐称問題”がまだ解決していません。市議会で議長に“チラ見せ”した卒業証書の提出も拒んだまま。別件で刑事告訴されているため、証書は弁護士が証拠保全のために金庫に入れてしまっていて誰も触れないと説明していますが……」(全国紙社会部記者)
自身の問題が解決しないままの、まさかの制度化。自分の卒業証書は一体どうするつもりなのかわからないが、世間からは《これって自分が起こした出来事を無理やり正当化しようとしてるよな》《で、結局自分の卒業証書は何だったんだよ。まずはそこからだろ》《くだらない論点ずらしでウヤムヤにするんじゃないよ》などの声が上がっている。
さらに世間の度肝を抜いたのが、田久保市長が定例会見後に更新したXの内容だ。
田久保市長のXといえば、彼女が辞職か議会解散を選ばなくてはいけない崖っぷちのときに市役所8階からの美しい眺めと定食の写真を投稿し、その呑気さが“鬼メンタル”として話題になったことが記憶に新しい。一体今回は、どのような投稿をしたのだろうか――?
田久保市長、再びの“鬼メンタル”投稿
「今回も、以前話題になったときと同じ市役所の食堂からの投稿ですが、そこには《午前中の定例会見終わってお昼は市役所8階の食堂へ》《イジワルな質問もいろいろされましたしお腹が空きましたー》と綴られていたんです。
さらには《今回は、どこをどんな風に報道されるのか、どんな風に切り取られるのか、検証できるように念のため全編を動画保存しました》とまで……。自分があちこちから叩かれているのは、報道の切り取りのせいだと思っているような書き方には驚きですね」(前出・社会部記者)

自らの非を一切認めない姿勢の田久保市長。ネット上は、
《いや、意地悪されているのは市議や市民だよ。あなたじゃない》
《自分は一切悪くないという主張の圧がすごいな》
《悪いのはあくまで周りで、どこまで行っても自分は被害者のスタンスなんですね……》
などの反響で溢れている。
10月19日には市議選の投開票がおこなわれ、そこで選ばれた市議会で再び不信任案が可決されると田久保市長は失職となる。彼女の無敵さはもはや破れかぶれなのか、それとも何か勝算があってのことなのか。