元ジャングルポケットの斉藤慎二

 2025年9月30日、お笑いトリオ・ジャングルポケットの元メンバー・斉藤慎二が、自身が運営に携わるバウムクーヘン店のインスタグラムを更新。10月1日・2日と移動販売をおこなうクリーニング店の場所を告知してバウムクーヘンの宣伝をしたのだが、“クリーニング”に掛けた不用意な発言が波紋を呼んでいる。

低姿勢ながらも…

 斉藤といえば、2024年7月にロケバスの中で20代の女性に性的暴行を加えたとして、同年10月に書類送検された。9月20日には体調不良などを理由に本人の申し出で当面の活動休止が発表されたが、事件が明るみに出ると、当時所属していた吉本興業はマネジメント契約を解除。『ウイニング競馬』(テレビ東京)や『ZIP!』(日本テレビ系)など、全レギュラー番組を降板している。そして2025年3月26日、東京地検から不同意性交と不同意わいせつ等の罪で東京地裁に在宅起訴された。

「事件の渦中にありながら、今年の4月末からは心機一転、バウムクーヘン店『バームSAITOU』をオープンさせています。群馬県高崎市で開店した際には、朝から長蛇の列ができる盛況ぶりでした。その後も、各地で移動販売をおこなっているようですね」(芸能ライター)

 今回告知されたのは、栃木県小山市のクリーニング店での販売だ。持ちギャグの「ハァ~イ!」を交えたり、伊勢崎祭りでの在庫切れを謝罪するなど、低姿勢な様子を見せる場面もあった。しかし……。

クリーニングにかけて“言葉遊び”

「問題視されているのは、動画内でのある発言です。斉藤さんは、“クリーニングっていうことで。私の気持ちもぜひクリーニング、きれいにしてもらいたいなと思ってますけど”と話していました。クリーニング店に掛けた言葉遊びのつもりだったのでしょうが、加害者である立場を考えると違和感を覚えます」(前出・芸能ライター)

斉藤慎二が販売しているバームクーヘン

 この斉藤の発言には、

《なんで加害者側が気持ちをきれいにしてもらいたいとか言ってるんだ?》

《被害者への配慮なさすぎだろ》

《自分のしたことの重さをちゃんと受け止めてる?》

《被害者が事件のことを忘れたくて言うのなら分かるけど、加害者が言うのは違う》

《もう開き直ってるのか?》

 と、ネット上でも批判が噴出している。

 事件の記憶が未だ鮮明に残る中、言葉遊びをおこなうのは軽率というほかない。被害者への配慮を欠いた言動が続けば、新たな試みも世間から受け入れられることは難しいかもしれない。