
『週刊文春』によって、またしても小泉進次郎農水相のスクープが報じられた。9月30日の電子版『週刊文春』が報じたのは、小泉氏の地元・神奈川県連で一部の自民党員に総裁選の投票用紙が届かなかったというもの。
小泉陣営に対する疑惑
神奈川県の党員数に関しては、9月27日に選挙管理委員会がおこなった訂正発表で急に826人増加したことが疑問視されていた。今回の報道は、その増加の理由をスクープしたものとなる。
「単純に党員数が増えたという話ではなく、実は神奈川県連で高市早苗前経済安全保障相を支持する党員826人が、本人の意思なく離党扱いされていたというのです。そのため投票用紙が届かなったわけですが、本人たちは離党扱いとなっていることを知らないので当然問い合わせますよね。そこではじめて、党員登録が削除されていたと知ったそうです。県連は事務ミスを認め、投票用紙を追加で送付。選挙人数を訂正したのが、先の党員増加の謎というわけです」(全国紙政治部記者)
この報道で、意図的に“高市派”の党員を排除したのではないかと疑いの声が向けられている小泉陣営だが、小泉氏本人は報道内容を否定。事実に反するとして、記事の訂正を要求している。また、党員の離党手続きが行われたのは総裁選の実施が決まる前の今年6月だったため、「総裁選の開催に関連しようがない」とも主張した。
とはいえ、自民党内の不信は高まる一方。政治ジャーナリストの田崎史郎氏が「46年の政治記者人生で初めて聞いた」と語るほどの未曾有の疑惑に、党内では第三者による調査委員会を立ち上げるべきとの声も上がっている。
《#高市やばい》トレンド入りの怪
「そんな中、なぜかXでは《#高市やばい》がトレンド入りしました。これにも、小泉陣営による“工作”が疑われる事態になっています。高市氏が言及した外国人による奈良公園の鹿への虐待について、“そんなものはなかった”と報道したテレビを引用したり、高市氏と故・安倍晋三元首相との関係を非難したり。このハッシュタグが付けられたネガティブな投稿が、どうやらここ数日で急増しているんです」(前出・政治部記者)

ネガティブな投稿をするのは個人の自由だが、タイミングが良すぎるトレンド入りに、
《進次郎のスクープが出てすぐに“#高市やばい”がトレンド入りするのは怖すぎ。闇が深すぎる》
《なんらかの力が働いてるとしか思えない》
《またステマかな?高市よりももっとやばいのは、勝手に離党させた小泉陣営だよ》
《いやおかしいだろ!“#高市やばい”じゃなくて“#小泉やばい”の間違いだろ》
など、批判が続出している。
つい先週には“やらせコメント”の件が報道された小泉氏。今回の件で、信頼失墜に拍車をかけてしまったようだ。