
タレント・杉本彩が、10月1日深夜放送のABCテレビ『これ余談なんですけど…』に出演。恋愛における“男性の振る舞い”について持論を展開した。
同番組は、お笑いコンビ・かまいたちがMCを務めるトークバラエティー。毎回、ゲストと“余談”を語り合うスタイルが人気の番組だ。
「オスとして認められない」杉本彩の持論
この日の放送では、関西の一般女性を対象にしたアンケート「初デートでされたら嫌な男性のNG行動」をランキング形式で紹介。スタジオでは、食事中のマナーや店員への態度などが話題に上がる中、第2位に「お金に細かい」がランクインした。
これを受けて、MCの濱家隆一が「割り勘ってなったらどう?」と番組アシスタントの櫻坂46・中嶋優月に尋ねると、中嶋は「私は割り勘派です」と即答。これに杉本は「やっぱり感覚違うよね」と反応した。
山内健司が「杉本さんの時代って絶対男子が……」と話を振ると、杉本は「私の時代は割り勘は絶対NG。100%男の人が払って頑張る姿を見せることがステキだし、男としての価値があるわな、ということじゃない」と主張。「1対1のデートだけじゃなく、女性には絶対払わせないっていう時代でした」と、当時の恋愛観を語った。
さらに、「そういう時代で育ってきてるから、割り勘とか言われたら……なんだろう……オスとして認められない。いかがなものですか?って。狩りに行くつもりありますか?」と“オス論”を展開。過去に割り勘を求められた経験があると打ち明け、「ちょっとびっくりした。こんな人いるんだ世の中にと思って」と語り、「途中で帰った」とも明かしていた。
バブル期に芸能界入りした杉本彩
「杉本さんは、バブル期の余韻が色濃く残る1987年に芸能界入り。恋愛では“男性が女性をスマートにエスコートする”ことが美徳とされ、まさに彼女の時代は、男性が全額支払うのが当たり前でした。そうした背景もあり、スタジオではかまいたちの2人や平成ノブシコブシの吉村崇さんも“わかる”と賛同。ネット上でも、同世代の人たちから《それが当たり前だったよね》《出させるのは恥ずかしいと思ってた》など共感の声が上がっていました」(芸能ライター)
一方で、令和の反応は真逆。SNSには、
《時代錯誤すぎてそういう語りはちょっとサムい》
《女性が受け身に徹してる感じに聞こえるんだけど、今の世の中的にその価値観どうなの?って思う》
《今は女性が男女平等を求めてる時代なので、それでいまだに全部おごっては変だと思う》
といった否定的なコメントが相次いでいる。

「杉本さんの発言は、ある世代にとっては“正論”でも、若い世代には“ズレ”として映ってしまうのかもしれません。恋愛やデートの価値観は、女性の社会進出やジェンダー観の変化とともに大きく変化しています。番組内で中嶋さんが“『俺払うよ』って言われたらバカにしてんのかな?(と思う)”と語っていたのも象徴的。男性がデート代を一方的に負担することに、不公平感や古臭さを感じる人も増えているようです」(前出・芸能ライター)
杉本の“割り勘NG”論は、令和の恋愛では必ずしも支持されないようだ。