高石あかり

 日本の朝に彩りを添えてきたNHK連続テレビ小説。2025年度後期の『ばけばけ』が、9月29日よりスタートした。

高石あかりが所属していたユニット

「時代背景は明治の日本、松江の没落士族の娘、小泉セツと夫のラフカディオ・ハーンこと小泉八雲をモデルにした物語です。夫婦の何気ない日常が描かれており、ヒロインの高石あかりさんは『怪談』を愛する松野トキを演じます」(スポーツ紙記者)

 今作のヒロインオーディションの応募総数は、2892人。高石は3度目の挑戦で栄光の座を勝ち取った。

「高石さんは小学6年生からダンスと歌のレッスンを初め、2016年から17人組のダンスボーカルグループ『α-X's(アクロス)』に所属。期間限定の育成ユニットとして活動していたんです。当時はほぼ毎日レッスンをこなし、メンバーは10代の多感な時期でありながら、寮生活をしていました。音楽ユニット『AAA』のライブにも帯同し、多忙な日々を過ごしていたそうです。メンバー同士で時には議論が白熱し、衝突することもあったといいます。それはライブをいいものにしたいという、思いゆえだったそうですよ」(芸能プロ関係者、以下同)

 その後α-X'sは2018年に解散を迎えるが、在籍していたメンバーの中には今をときめくグループで活躍している人も。

「『GENIC』の増子敦貴さんや、『&TEAM』のYUMAさん、『INI』の尾崎匠海さんは、それぞれのグループの中心で輝きを放っていますが、実は彼らはα-X'sの出身なんです」

連ドラに出演したメンバーも

 男女7人組ダンス&ボーカルグループのGENICは、今年でメジャーデビュー5周年を迎えた。

「11月には初の日本武道館ライブを控えています。増子さんはアーティスト活動だけでなく、舞台にも活躍の場を広げ、2024年3月には舞台『千と千尋の神隠しSpirited Away』でハクを演じました。

 &TEAMは、日本人のほかに台湾人と韓国人から構成されている9人組のグローバルグループ。今年はアジアツアーが行われ、およそ10万人を動員しました。YUMAさんは、小学2年生のときに当時のジャニーズ事務所へ入所し、関西ジャニーズJr.として活動していたことも。ボーカル、ダンス、アクロバットなどレベルが高いと評判でしたね」(スポーツ紙記者、以下同)

『α-X's』に所属していた頃の高石あかり(公式Xより)

 サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』から誕生した11人組のグローバルボーイズグループのINIは、今年およそ26万人を動員した全国ツアーが完結。

「尾崎さんは俳優にも挑戦し、2022年10月からはドラマ出演を果たしました。2024年には、柳楽優弥さんが主演し、TBS系列で放送された連続ドラマ『ライオンの隠れ家』に出演。週刊誌記者の天音悠真を演じました。後輩の“生意気さ”や“真っ直ぐさ”を意識して、監督と役作りしたそうですよ」

 α-X'sでの下積み時代が、高石はじめ元メンバーにとって厳しい芸能界を生き抜く糧になっているのかもしれない。