
《またステージに戻ってくる日を待ってます!》
《来年も再来年もその翌年も ずっとたばこ祭には真矢さんがいてくれないと困ります》
9月27日、28日に開催された神奈川県秦野市の「第78回秦野たばこ祭」。メイン会場である市役所会場に設置された特設ボードは、「LUNA SEA」の真矢を心配する地元の人の直筆メッセージで埋め尽くされていた。
9月8日、脳腫瘍と診断されたことを公表した真矢。2020年には大腸がんのステージ4と診断されており、闘病のさなか、頭部右側に腫瘍が見つかったという。
「秦野は真矢さんの故郷で、2023年に『はだのふるさと大使』に就任してから、大使としてたばこ祭にも参加してくれるようになりました。病気を公表したときには、今年も祭りに参加すると言ってくださいましたが、正直なところ“当日まで体調次第でどうなるかわからない”という連絡を受けていました」(たばこ祭実行委員会スタッフ)
車イスでお祭り会場に現れた真矢
当日は地元住民だけではなく、真矢のファンも詰めかけて、会場周辺の道路は歩くこともままならないほど。そんな中、真矢は車イスに乗って会場に現れた。
「表情は明るくて終始、笑顔でしたね。会場に着いたら車イスをおりて杖をつきながら歩いてくれたので、みんなも安心してエールを送っていました。でも、少し歩いたら負担が大きかったのか、疲れた姿で車イスに腰をおろしていました」(祭りの参加者)
例年は山車に乗り太鼓を叩いて祭りを盛り上げてきた真矢だったが、28日は妻の石黒彩が注目を浴びていた。

「いつもは真矢さんのサポート役の彩さんですが、当日は先頭に立って神輿を担いでいましたよ。神輿から離れたときは真矢さんのそばに移動して、安心させるように、車イスと同じ目の高さに腰をかがめて笑顔で話しかけていました」(同・祭りの参加者)
地元住民やファンを心配させないように普段どおりの姿を見せていたふたり。しかし、その裏では石黒の献身的なサポートがあったという。
治療で片耳の聴力が低下することも
「真矢さんがトイレに行くときは、真矢さんの腕を彩さんが抱きかかえるようにして歩いていました」(前出・たばこ祭実行委員会スタッフ)
年間1万人に1人が発症するといわれる脳腫瘍。復帰への道のりも、決して平坦なものではないという。
「放射線治療や手術治療がありますが、放射線治療ですと、2年くらいかけて腫瘍を縮小させていくことになるでしょう。治療後もふらつきなどの症状が出ますから、そのリハビリに3か月程度かかる可能性があります。治療により片耳の聴力が低下することもあるため、ステージ復帰には、片耳で音楽を聴くことに慣れる必要があるかもしれません」(脳神経外科医で波多野医院院長の宮本倫行医師)
夫に寄り添う石黒の“ゼロ距離”サポートで、闘病生活もきっと乗り越えられる!