
4日、5人の立候補者の中から見事自民党総裁に選出された高市早苗前経済安全保障相。女性初の総裁誕生、さらには日本初の女性首相に選ばれる公算が大きいとして、日本中の注目を集めている。
そんな中、最近では政治以外の面でも話題に。それが“メイクの変化”だ。以前は「メイクが下手」という厳しい指摘を受けることも多かった高市氏。しかし、今年に入って“印象が大きく変わった”ともっぱら評判になっている。
「具体的には眉毛と口ですね。以前の高市氏のメイクは、眉尻から眉頭までくっきり描いた太くて濃い眉毛が印象的でした。また、リップもパキッとした高発色のものを使用。縁取りまでしっかりされていて、全体的に強めな印象でした。
まだまだ男性社会の政界の中で、頼もしさや強さを印象づけ、舐められずに生き抜いていくための戦略のひとつでもあったのかなと感じます」(ビューティーライター、以下同)
高市氏本人も【私は、スッピンになると情けない眉毛で、かなりマヌケな顔です。下手ですが、眉は気合いを入れて描いています。】と眉毛メイクのこだわりを明かしていたが、
《眉毛が変な女は絶対に信頼してはいけない。眉毛が変な人でまともな人はいなからな》
《高市さんの眉毛が気になりすぎてまったく話が入ってこない》
《高市さんのあの貼り付けたような眉毛はタトゥーですか?》
と、たびたび物議を醸していた。
強そうな印象から温かみある印象に
これらの指摘を受けてか、今年の総裁選にあたってはメイクスタイルをガラリと一変させた。
「眉毛はふんわりとぼかして柔らかく。色も肌馴染みの良い明るい茶色へと変化しました。リップもコーラル系のナチュラルな色味で親しみやすい雰囲気に。輪郭の縁取りもやめて、全体的に“抜け感”のあるメイクになっています。以前の強そうな印象から、温かみのある優しそうな印象になりました」(前出、ビューティーライター)

この変化にSNS上では、
《高市さんの柔らかさ、優しさが表情に表れてとってもいい》
《メイクだけでだいぶ印象変わるな~今の方が断然素敵!》
と、絶賛の声が相次いでいる。
報道によると、高市氏は側近から「メイクレッスンを受けてはどうかと」提案されたという。そして、出馬に向けた準備の合間をぬってメイクレッスンを受講。その結果、“イメチェン”に成功したとみられる。
周囲の意見に耳を傾け、前向きに変わろうとする高市氏の姿勢を評価する声も上がっている。
《アドバイスを受け入れてメイクを変えるという柔軟性はすごいと思う》
《見た目を指摘されて傷ついたと思うけど、それを受け入れて変わろうと努力できる人というだけで素晴らしい》
《年齢を重ねるほど人の意見を聞けなくなるものなのに素直な方だなという印象に変わった》
身だしなみに無頓着だった石破氏
9月に辞任した石破茂総理大臣も見た目について指摘されることが多々あった。例えば、モーニングの着こなしが不適切として、“だらし内閣”と揶揄された。また、メガネのレンズにロゴシールを貼ったまま就任会見に参加し、“イシバノメガネ”とツッコミが殺到したことも。
今回の高市氏の“イメチェン”と比較して、
《石破さんにはマナーや見た目を指摘してくれる人がいなかったのかな?》
《高市さんの向上心は石破をはじめとした男性議員たちに是非見習ってほしい》
《女性ばかり外見を厳しくジャッジされるけど、石破内閣もなかなかだったよね…》
という意見も寄せられている。
政策や政治手腕はもちろんのこと、“見た目”も政治家としての評価に大きな影響を与えるのかもしれない。“イメチェン”成功で好感度が上昇した高市氏。女性初の総裁として、今後の動きにも期待が高まる。