SexyZoneから改名した『timelesz』(公式インスタグラムより)

 日本テレビでのtimelesz初の冠レギュラーとなった『timeleszファミリア』。だが、10月6日放送のスタジオ風景が物議を醸している。

ミニスカで足を組まされた女性たち

「前日5日にも1時間スペシャルがオンエアされましたが、この日のオンエアが事実上のレギュラー“一発目”となりました。スタジオでは菊池風磨さんが『timeleszのイチカバチカ~!』と企画をタイトルコール。メンバーもうれしそうに拍手するなか、背後に映っていたのは若い女性の観覧客でした。中央の登場口を挟んで左右のひな壇合わせて40人くらい。彼女たちはメンバーが企画について話すときも終始背後に映り込み、笑顔でリアクションしていました」(テレビ誌ライター)

 だが、これに対し、ネットでは意外な指摘が寄せられてしまった。

《timeleszファミリアめちゃおもしろいんだけど背後に若い女性並べてるのなに? いま令和ですけど…?》
《金スマ感すごい、後ろの女性たち… 大丈夫?》
《若い女性ばかりを入れるのは、めっちゃジェンダーバイアス入ってるから、いまどきやめたほうがいいんじゃない》

 観覧客を若い女性で埋め尽くし、スタジオを彩る”お飾り”のように見せていることに違和感を覚えたらしい。こうした“スタジオ構造”に心が折れてしまったファンの存在も。

《timeleszファミリアの観覧めちゃくちゃ顔映るのエグい 自分には一生無理です、さようなら…》

 拒否反応の背景には、やはりあの番組の記憶があるというのは芸能プロ関係者だ。

「昨年12月まで23年続いた『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』では、赤いジャケットにミニスカートを履いた女性がスタジオ後方で足を組んで座らされていました。つまりスタジオを明るくするための“壁の花”状態。timeleszファンはあの光景と同じ“におい”を感じたのでしょう」

 だが、スタジオを華やかな雰囲気にさせるために若い一般女性が優先的に座らされることは『金スマ』に限ったことではないとも明かす。

「こうした観覧客を手配し、テレビ局に送り込む派遣会社は何社かあります。また、番組スタッフの中には、その日にきた一般のお客さんを席に座らせる際に若い女性を最前列に振り分けていたことも実際にありました。今もそうしたことがされているのかは定かではありませんが、その延長線上に『金スマ』や今回の『timeleszファミリア』の観覧席スタイルがあるのでしょう」(前出・芸能プロ関係者、以下同)

 だが、世間の声に敏感な日テレが、なぜこうした観覧席にしたのだろうか。

「一般的なスタジオのように、観覧席を出演者の正面に配置した場合は、timeleszのメンバーの会話と観覧客のリアクションを交互に映しますが、今回のように出演者の後ろに観覧席がある場合はカメラを切り替える手間が省けますし、さらにメンバーがずっと映るというメリットもあります」

 制作側のメリットはあるにせよ、視聴者にはモヤモヤが残ってしまったようだ。