高市早苗氏

 自民党の総裁に選出された高市早苗氏。10月8日には新執行部とともに野党へ挨拶回りを行なったが、立憲民主党との面会時に彼女が放った発言が物議を醸している。

萩生田光一氏は「傷もの」

「高市総裁は、幹事長代行に起用した萩生田光一氏のことを“傷ものが1人”と紹介したそうです。これは面会後に立憲の野田佳彦代表が“驚いた”として明かした情報ですが、新執行部に選んだ人物に対するあまりに辛辣な表現に、ネット上は騒然となっています」(全国紙社会部記者、以下同)

 萩生田氏は故・安倍晋三元首相を支持した“旧安倍派5人衆”のひとりで、その能力の高さが評価されて官房長官・幹事長候補とも目されていた。そんな同氏が「傷もの」扱いされたのは……。

「自民党といえば、世間を大きく揺るがした“裏金問題”が記憶に新しい。萩生田氏は、この騒動で処分を受けています。また、旧統一教会との関係でも追及を受けており、2024年の衆議院選挙では自民党非公認で当選しましたが、今年8月には当時の政策秘書が略式起訴されています。高市総裁は、こうした経歴を持って“傷もの”と評したのでしょう」

萩生田氏は「救われた」との声も

 高市氏の発言に対して、ネット上では、

《わざわざこんな汚い言葉使う必要あるのかな》

《新総裁として相応しい言葉選びしてほしい》

《「馬車馬」発言もそうだけど、ワードセンスがギリギリすぎる》

《総理になったら失言で身を滅ぼしそう》

 など、批判的な意見が。

萩生田光一氏

 しかし一方で、

《萩生田さんは実際、事故物件だろ》

《延々と腫れ物扱いされるより、むしろ萩生田はこれで救われたな》

《裏金問題で信頼を損なったのは紛れもない事実》

 など、支持する声も多い。

 そもそも萩生田氏については、新執行部での要職起用が決まった時点で、世間から厳しい声が寄せられていた。高市氏の発言で再び注目を浴びる形となったが、扱いづらい「腫れもの」よりは「傷もの」のほうがマシかも?