
自民党の総裁に新しく就任した、高市早苗氏。連日のように彼女の話題が上がる中、立憲民主党の政調会長を務める本庄知史氏の発言が大きな波紋を呼んでいる。
10月8日、本庄氏は記者会見において、高市体制となった自民党の役員人事について言及。麻生太郎副総裁の意向が強く反映されているとして、「自民の役員がそろった写真を見て、“麻生家にお嫁入りした高市さん”というように思った」「今回は明らかに絵に描いたような傀儡の人事」と発言した。
「麻生家にお嫁入りした高市さん」“釈明”も火に油
「麻生氏の影響をめぐる主張自体は別として、ネット上では“嫁入り”という表現に批判が殺到しています。どういう意図があったとしても、これはジェンダー差別を思わせる言葉選び。令和の時代を生きる政治家としては不適切な表現だったと言わざるを得ないでしょう」(全国紙社会部記者)
ネット上では、《根底に女性差別思想があるのが分かる》《これが政調会長って、立憲は女性差別政党なのか?》《ド直球の女性蔑視》など、非難轟々。

この事態を受けて、9日に本庄氏は記者団に、
「私も古い頭だったのかな。古い自民党を見るにつけ、ついつい古い言葉を使ってしまった」
「私の語彙が足りないのかもしれないが、ほかにどういう言葉があるのか。昔で言う“嫁入り”という言葉に対して、ちょっと思い当たる言葉が直ちに出てこない。いい言葉があれば訂正したい。ぜひ教えていただきたい」
と語った。
しかし、この“釈明”が火に油をそそぐ状態となっている。
《いい言葉があればって…そういうことじゃないでしょ》
《自分の考え方自体に問題があるって全くわかってないな》
《ただ言葉遊びしてるんじゃないのよ、その発想がヤバいのよ》
《語彙が足りないと思うならもう黙っとけ。これじゃ「ほかに言葉ないでしょ?」って開き直ってるだけやん》
「釈明しているように見えて、“古い自民党”などと述べている通り、その内容を考慮するとむしろ挑発的なコメント。反省の色は見えません。本庄氏は、今回の騒動をあまり重くとらえていないのかも」
何かと槍玉に挙げられることが多い高市新総裁だが、野党の面々も“噛みつき方”には気をつけたほうがいい。