
市幹部職員の既婚男性と複数回ラブホテルで面会したとの報道で、世間からの注目を集めている前橋市の小川晶市長。10月10日から、個人事務所にコールセンターを開設したことがわかった。
“ラブホテル密会”が報じられたのは9月24日。『NEWSポストセブン』の報道で、小川市長と市職員が2か月の間に9回もラブホテルを利用していたことが明らかになった。同日夜には市長が緊急記者会見を開き、懸命に釈明をしたのだが――。
前橋市長のラブホ密会に苦情電話殺到

「結局ラブホテルへは男性と10回以上行ったと認めました。ただし、市長はラブホテルでは既婚の男性職員に相談に乗ってもらっただけで、男女の関係はないと説明。しかし、ラブホテルに3時間もこもっていて“何もない”というのは到底信じられません。ラブホテルが“安心して話せる場所”というのもよくわかりませんし、相談に乗ってもらうのになぜ庁舎内の会議室や市長室ではいけなかったのか。誰もが納得できない会見でした」(社会部記者)
さらに群馬県内で記録的短時間大雨情報が発表された日にもホテルに缶詰だったことがわかったり、ホテルへの移動時に公用車を使ったケースもあったなど問題とされる点が指摘された小川市長。何より相手男性が既婚者だということで、この問題が発覚してから市へは苦情電話が殺到しているという。
「問題発覚後に前橋市へかけられた苦情を含む問い合わせ電話は、10月9日の午後4時時点で約7900件にのぼっているそうです。これを受けて前橋市役所職員労働組合が、職員の負担を軽減するよう小川市長へ文書で申し入れました。個人事務所へのコールセンター開設は、市への問い合わせを分散させて職員の負担を軽減させるための措置です」(前出・社会部記者)
小川市長、進退は「お答えできない」
確かに職員の負担はある程度減るだろうが、肝心の小川市長は問題についての責任のとり方をはっきりさせていない。10月6日の定例記者会見でも進退については「現段階ではお答えできない」と発言しているが、本人はこのまま続投のつもりなのだろうか。
今回のコールセンター開設のニュースに市民からは、
《とりあえず苦情多いからコールセンター開設って、何の解決にもなっていない》
《保身のための醜い時間稼ぎとしか思えないんだけど》
《個人的なスキャンダルにコールセンター?》
《コールセンター作るのも市民の税金だろうが!》
と批判の声が殺到している。
しっかりと説明責任を果たし、市民に対して誠意のある姿勢を見せれば、苦情も減りコールセンターも不要になると思うのだが…。