ドジャース・佐々木朗希投手

 日本時間10月14日から始まるMLBナショナルリーグ優勝決定シリーズの初戦で、ブルワーズと対戦するドジャース

 同月10日の地区シリーズ第4戦で、ドジャースはフィリーズと延長戦の末、サヨナラ勝利していた。

ドジャース佐々木朗希に賛辞

「勝利の立役者は佐々木朗希投手でしょう。1-1の8回から登板すると、今季のナ・リーグ本塁打王のカイル・シュワーバーや、MVPを2度も獲得したことがあるブライス・ハーパーらを相手に、3イニングを1人の走者も出さないパーフェクト投球。サヨナラ勝利を呼び込みました」(スポーツ紙記者)

 完璧な投球を披露した佐々木。試合後に行われたシャンパンファイトでデーブ・ロバーツ監督は、

「今夜は、まずはロウキを称賛しないといけない。ロウキに乾杯!」

 と、賛辞を惜しまず。

 大谷翔平も「本当に素晴らしかったですし、見ていて頼もしい」と、絶賛した。

佐々木投手は、千葉ロッテマリーンズ時代に最速165キロを計測。2022年には史上16人目となる完全試合を達成するなど、大きな期待を寄せられて、今季からドジャースに移籍しました。ですが、シーズン序盤は成績が振るわず、5月には右肩インピンジメント症候群で故障者リスト入り。大谷選手や山本由伸投手が活躍する一方で、期待外れだったとする声が上がっていました」

 8月からマイナーリーグで先発として調整したが、調子は上がらず。ドジャースは大谷や山本ら先発投手陣が好調だったこともあり、佐々木はリリーフに回ることに。

「手のひら返しがすごい」

名前が1文字違いの佐々木希と日本テレビ系『しゃべくり007』で共演した佐々木朗希(本人のインスタグラムより)

「佐々木投手は9月25日にメジャー復帰。リリーフではレギュラーシーズンとポストシーズンを通して、まだ1失点もしていません。ドジャースは先発投手陣が充実しているのに対して、リリーフ陣は不安定で失点するケースが目立っていました。ドジャースにとって佐々木は“救世主”のような存在でしょう」(スポーツライター)

 ポストシーズンでは、4試合に登板して打たれたヒットは1本のみ。

 圧倒的な投球を続ける佐々木にファンからは、

《間違いなく佐々木朗希がいなかったらポストシーズンは戦えてない》

《1か月前なんてド軍もファンも「佐々木朗希、メジャーはダメだったか………」みたいな空気だったのに》

《佐々木朗希への手のひら返しがすごい》

 と、評価の声が一転した。

 ドジャース専門メディア『ドジャース・ネーション』はXにて《もし地区シリーズにMVPがあったなら、それはロウキ・ササキに贈られていただろう》と投稿。

 アメリカの全国紙『USAトゥデイ』のボブ・ナイチンゲール記者もXに《わずか3週間前にマイナーリーグにいたロウキ・ササキが、フィリーズの打者9人と対戦。そして9人を退けた。ドジャースには鉄壁のクローザーがいる》と投稿。

 現地でも認められる活躍となった。“令和の大魔神”が連覇へと導く。