
冒頭から、いきなり謝罪の舞台挨拶となった。10月13日、俳優・オダギリジョーが映画『THE オリバーな犬、(Gosh!)このヤロウ MOVIE』の公開記念舞台挨拶に登場した。オダギリは本作に出演するほか、脚本・監督・編集も務めている。
深津絵里など豪華キャストが集結
『THE オリバーな犬、(Gosh!)このヤロウ MOVIE』は9月26日より公開。県警の警察官・青葉一平と、その相棒である“警察犬”オリバーが次々と発生する不可解な事件に挑んでいく。
しかし一平だけは、オリバーが酒と煙草と女好きの欲望にまみれた犬の着ぐるみのおじさんに見えてしまうという、奇抜なストーリーだ。このオリバーを、オダギリ自身が演じている。
「同映画は、2021年にオダギリさんが脚本・演出しNHKで放送されたドラマの続編です。当時、このドラマはXで世界トレンド1位を獲得したり、ギャラクシー賞月間賞を受賞したりと大きな話題となりました。
今回は満を持しての劇場版ということです。オダギリさんのもとには8年ぶりの映画出演となった深津絵里さんなど、非常に豪華なキャスト陣が集結しました」(映画誌ライター)
主演の一平役には、実力派の池松壮亮。そのほか、麻生久美子・永瀬正敏・佐藤浩市・黒木華など、そうそうたる顔ぶれが揃っている。13日の舞台挨拶にも。高嶋政宏や吉岡里帆、森川葵らが登壇。
オダギリは「この世界にハマっていただいた気持ちよさみたいなものは充分伝わっている」と、公開3週目の印象をしみじみと語っている。
オダギリジョー、ガムを噛みっぱなし
しかし、この発言の前には「すみません」といきなりの謝罪。噛んでいたガムを捨てられず「今、口の中にガムが入れっぱなし」だと明かした。「出てくるときにバタバタしちゃって」と釈明したが、ネット上では呆れ声が寄せられている。
《いやいや、普通に行儀悪くないかこれ》
《どう考えても無作法。観客に失礼すぎるんだが》
《いい歳して痛い。TPOを知らないのかな》
《ふつう黙って飲み込むでしょ》
と、厳しい声が相次いだ。

「オダギリさんは、これまで朝ドラや大河などで俳優として唯一無二の存在感をはなってきました。映画監督としても2020年公開の『ある船頭の話』がヴェネチア国際映画祭に出品され、高い評価を受けています。ただ、『THE オリバーな犬、(Gosh!)このヤロウ MOVIE』は苦戦中で、このままだと次回の監督作は難しいかもしれません。本人も舞台挨拶で“周りの映画が強すぎちゃって、苦労しています”と苦笑いしていました」(前出・映画誌ライター)
マルチな才能を発揮してきたオダギリだが、状況は良くないようだ。今回のガム騒動も《赤字って聞くし、宣伝の話題作りなのかな》などという声が上がるほど。オリバーのように飄々としていると、ピンチを脱するのはなかなか難しいかも!?